●将来性のある会社“1社”からの内定が欲しい就職活動~ネットマイル (2010年03月29日)
(株)ネットマイルは、就職活動に関して、就職活動を経て入社した新入社員から、内定を受けている学生、就職活動中の学生までを対象とし、アンケート調査を実施しました。
回答の結果から、新入社員も内定を受けた学生も内定数は「1社」が最多であること、就職活動中の学生も「内定はひとつでももらえればいい」と考えていることがわかり、就職活動の厳しさと、そして活動中の学生もそれを予感していることが明らかになりました。
就職活動における複数内定ホルダーは減少傾向。2009年度採用新入社員では、内定「1社」の回答率が44.4%で最も高かったのですが、2010年度採用内定者では、「1社」の回答率が61.7%とさらに高くなっており、複数社から内定を得る学生は減少しているようです。2011年度採用に向けて就職活動中の学生も、「とにかくひとつでももらえればいい」の回答率が37.0%と最も高く、特に男性において内定に対する切迫感が感じられる結果でした。
就職活動における悩みを質問したところ、どの年度も1位は「面接での対処」、続いて「就職活動にかかる費用」も高い回答率です。また、「学業との両立」や「説明会・セミナーへの予約確保」の回答が最近では伸びてきています。厳しさを増す近年の就職戦線にあって、学生たちは本業の学校生活に加え、就職活動費用の捻出や慣れない面接など様々な困難に直面しつつ、懸命に活動に臨んでいる様子がうかがえます。
入社を決めるポイントについては、2009年度採用新入社員の1位は「有名企業・大企業だから」、2010年度採用内定者は「就職活動を終わらせたかったから」。一方で2011年度採用就活学生は「将来性のある会社だから」が最も高い回答率。有名企業といったブランド志向から、長引く就職活動の幕引きとして内定を受諾したこと、ブランドを重視し過ぎずに将来性などの観点から決定する傾向へと移り変わっていることが、よく世相を反映しています。
まだまだ厳しい就職戦線ですが、納得のいく就職活動で、自分が心から入社したいと思った“1社”から内定がもらえるといいですね。
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投稿者 kksblog : 2010年03月29日 01:13