●ナンバープレートや流木などで子どもたちが製作 バードハウスで地域振興 (2010年02月23日)
NEXCO 東日本高速道路株式会社北海道支社帯広工事事務所とNPO法人フェザードフレンド(バードハウスを利用した産学官連携による環境保全・地域振興などを実施)は、協働で道東自動車道サービスエリアにバードハウスを設置することを通じて、環境教育、地域振興などを行っています。
バードハウスとは、学術や野鳥保護が主目的の日本型巣箱と違い、車のナンバープレートや流木などのさまざまな素材を使ったカラフルな色合いを持ち、学術・野鳥保護のほかに芸術・癒しの要素も有した欧米型の巣箱のことです。
道東自動車道に設置するバードハウスは、北海道十勝管内の小学生が中心となっていますが、小学生だけでなく、祖父母、親子、兄弟とともに地域が一体となって製作しています。
このため世代を超えた交流も可能となり、地域活性化にもつながることから、NPO法人の新津理事長は、「学校側の全面バックアップと近隣住民の皆さんの協力なしには実現しない」と協力体制の重要性を話しています。
子どもたちが自らバードハウスを製作することで、ものづくりの楽しさや難しさなどを感じることができるのもこの事業の特徴となっています。バードハウスは子どもたちの豊かな発想で作られるため、色、形がさまざまなことから、環境教育としてだけでなく、芸術的感性の育成にも役立っているそうです。
また、バードハウスの材料は、建築端材やダム湖の流木、間伐材が利用されています。これらの材料は同社帯広工事事務所が提供。新津理事長は、「材料自体にもメッセージ性、ストーリー性を持たせることが大切。普段いかに自然を粗末にしているのか感じとってもらいたい」と強調しています。
こういった取り組みを通し、子どもたちはさまざまな面で能力を開花させることができるかもしれません。芸術面だけでなく、モノづくりの面白さ、誰かの役に立つ喜び、一緒に何かをつくりあげる楽しさ、地球環境への意識向上など、子どもたちにとって計り知れない影響がありそうです。
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投稿者 kksblog : 2010年02月23日 17:29