KKSブログ: キャリア教育推進に向けて高校の教員向けのパンフレットが発刊

国立教育政策研究所生徒指導研究センターにより、高等学校教員向けキャリア教育推進用パンフレット「自分を社会に生かし、自立を目指すキャリア教育」が発刊されています。

このパンフレットは、現在、国ですすめられているキャリア教育の一層の推進を図るために作成されました。高等学校でのキャリア教育の目標、効果的な進め方や配慮事項などについて、生徒にじかに接するホームルーム担任教員などの理解が深まることを意図して、図や例を用いてわかりやすく解説されています。

内容は、「データが語る生徒たちの今」「高等学校におけるキャリア教育の全体像」「各教科・科目で進めるキャリア教育」「生徒が変わる、ホームルーム活動におけるキャリア教育」「確かな成長を促すインターンシップの推進」「資料編（新学習指導要領、関係法令等）「FAQ」などで構成されています。

具体的には、高校生が進路を考えるときの気持ちに関する調査で、半数近い高校２年生が「自分がどうなってしまうのか不安になる」と回答していることが挙げられるなど、さまざまなデータから高校生の現在の様子を知ることができるようになっています。

また、キャリア教育の一つであるインターンシップの推進方法についても詳しく触れられており、体験先の開拓の仕方や事前指導（準備）、事後指導（振り返り）などの細かいプランも掲載されています。

これからキャリア教育はますます重要になっていくと予想されます。先生方の指導用にこういった資料を活用してみてはいかがでしょうか。

教育家庭新聞社
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