●2010国際ジュゴン年がスタートします!~WWFジャパン (2010年02月19日)
海の哺乳類であるジュゴンは、絶滅危惧種とされています。沖縄島の東部沿岸、辺野古(へのこ)・大浦湾地域は、日本にわずか十数頭ほどしか生息していないュゴンの、最後の生息海域です。WWFジャパンを含めた日本の複数の自然保護団体は、2006年から共同で「2010年を国際ジュゴン年にしよう」と呼びかけ、ジュゴンとその生息環境の保全を求めるキャンペーンを展開してきました。
沖縄島の東部沿岸、辺野古(へのこ)・大浦湾地域は、世界のジュゴンの北限の生息地でもあり、近年はアオサンゴの大群集や、40種近いエビ・カニ類の新種が発見されるなど、貴重な生物の生息地としても知られています。また、生物多様性についての十分な調査もなされていない地域です。
現在、この地域が、米軍の普天間飛行場の代替施設を建設する候補地の一つとなっています。実際に建設のための埋め立てが行なわれる、貴重な生態系が広く破壊される事態は避けられないと見られています。
海とジュゴンの保護を訴える声が高まる中、2008年に開かれたIUCN(国際自然保護連合)の総会「第4回世界自然保護会議」で、3度目となる「ジュゴン保護決議」が採択され、日米両政府は、沖縄島の東部沿岸に生息する日本のジュゴンの保護に努力するよう、国際社会から求められることになりました。また、この「世界自然保護会議」では、同時に、国連が定めた2010年の「国際生物多様性年」に、ジュゴンの保護を強く訴えるようことも採択されました。
こういったことを受け、WWFジャパンをはじめとする、日本のさまざまな自然保護団体は、2010年を「国際ジュゴン年」として宣言し、広く保護のメッセージを発信する活動を開始したというわけです。その一環として、WWFジャパンでは、「国際ジュゴン年」のロゴマークやポスターを作成しました。
私たち人類にとって一番大切なことは、何か?ということを子ども達にも伝えていくことは、大切ことですよね。
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投稿者 kksblog : 2010年02月19日 01:27