●日本にもっと緑が増えたらいい、だけど増えるとは思っていない人が多数? (2010年02月12日)
最近都市部では、屋上緑化や屋上庭園・菜園、緑のカーテンなど、規模の大小を問わず、街中に緑を増やす取り組みが増えています。ヒートアイランド現象や地球温暖化現象への対策でもありますが、「緑に、自然に癒されたい」という人々の気持ちもあるかもしれません。
株式会社アイシェアは「日本の緑」に関する意識調査を行いました。その結果、全体の7割半の人が日本の緑は「減った」と感じ、8割半の人が日本の緑が「増えた方がいい」と考えていることがわかりました。
自分が子どもの頃に比べて、緑が「とても減った」と感じる人は32.6%、「どちらかというと減った」と感じる人は44.4%、「変わらない」は18.9%で、「減った」と感じる人が圧倒的でした。また40代に「減った」と感じる人が多く、「とても減った」「どちらかというと減った」いずれの答えも40%を超えていました。
今より緑が増えた方がいいと思うか、という質問では「増えた方がいい」が全ての年代で圧倒的に多くなりました。男性よりも女性の方が「増えた方がいい」と考えている人が多く、「どちらかというと」も含めた「減った方がいい」という回答は、男性では2.5%でしたが、女性は全くいませんでした。
「減った方がいい」と答えた人の中には、「花粉が困る」という理由を挙げた人もいました。
今後日本の緑は今より増えると思うか、という質問では、41.1%が「変わらない」、36.8%が「減る」と答えています。「増えた方がいい」と考えている人は多いものの、ほとんどの人は日本の緑に対して悲観的な将来を予想しているようです。
緑を増やすために何かしているか聞いたところ、「している」人はおよそ1割程度でした。その内容は「緑の基金などへの募金」「里山でのボランティア」「自宅での植樹」などが挙げられました。
実際には、日本の森林面積はここ数十年間ほとんど変わっていないそうです。しかし単純な面積比較ではなく、都市部と地方での偏りや、今ある森林についても手入れがされていない、という問題があります。緑を大切にする気持ちが、緑のことをもっと知ろうという行動に結びつけば素敵ですね。
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投稿者 kksblog : 2010年02月12日 12:40