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梅の花、開花直後の朝が最高の香り、その香り成分を特定~花王 (2010年02月02日)

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そろそろ梅の開花により、淡い梅の花の香が漂う時期ですね。花王(株)は、この梅の花の香の採取・解析を行ない、開花段階や開花時間のよる香りの変化を調べ、最高の香りを再現するための主要成分と、香の微妙な印象を決める微量成分を特定しました。

花の香りといえば、三大花香といわれているバラ、ジャスミン、スズランの香りの研究は盛んですが、和の香りである梅の花の香りの詳しい研究は進んでいませんでした。今回、花王は和歌山県工業技術センターと100種類以上の梅を保存・育成している和歌山県うめ研究所との共同で、花王独自の香り成分解析技術「エアロセント技術」により梅の花の香を分析しました。

最初に、官能的に評価し、香りのよかった13種類について香気量を調べたところ、最も香気量が多かったのは、「南高梅」。さらに開花段階や開花時間の違いによる変化を調べたところ、開花直後の朝に最も香気量が多く、フレッシュな香りを放つことがわかりました。

そして、この最高の一瞬の香りを再現するために主要な23成分と香りの印象に大きく影響する可能性のある72の微量成分を特定。香りの違いが成分の違いとして認識でき、特に白梅と紅梅の違いは、明確な成分の違いに由来するそうです。

この研究結果をもとに、より本物に近い優しい梅の香りの再現が可能になりました。

花王は、この研究成果を今後、製品に応用していくようです。考えてみれば、日本人は梅の香を好むのに、製品はなかなか見かけないですから、製品登場が楽しみですね。

ちなみに、白梅はライトフローラル、紅梅は立地なスパイシーフローラルタイプ、淡紅梅はパウダリーな甘さが強いタイプという官能評価。咲き誇る梅の花の香を嗅いでみてください。


花王独自の香り解析技術で、梅の花の香りを分析 | 花王株式会社



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投稿者 kksblog : 2010年02月02日 16:11


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