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来年の春分の日・秋分の日が決まりました 平成23年暦要項発表 (2010年02月11日)

sunset_100211.jpg国立天文台から、平成23年(2011)の暦要項が発表されました。暦要項とは、国立天文台が計算した、翌年の暦をまとめたもので、国民の祝日、二十四節気や雑節、東京の日出入、日食・月食などの情報を見ることができます。暦要項は前年の2月の官報に掲載することになっています。

これによると、平成23年の春分の日は3月21日、秋分の日は9月23日になります。また日食が4回、月食が2回あり、このうち日本で見られるのは6月2日の部分日食、6月16日の皆既月食、12月10日から11日にかけての皆既月食だそうです。

そういえば国民の祝日は、そのほとんどが「○月×日」や「△月の第□月曜日」と明記されていますが、春分の日・秋分の日はそれぞれ「春分日」「秋分日」とされ、はっきりと書かれてはいませんね。「春分の日って何日?」と聞かれても、3月の21日?あれ20?もしかして22?となってしまわないでしょうか。実はこの2つの祝日は、地球の運行状態によって変化するのです。

「春分日」「秋分日」とは天文学上の呼び名で、太陽の通り道「黄道」と地球の赤道を天にまで延ばした「天の赤道」が交わる2つの点が「春分点」「秋分点」、そして太陽が春分点・秋分点を通過する瞬間が「春分」「秋分」、それを含む日が「春分日」「秋分日」となるのです。地球の運行状態が変わらないとして計算することはできますが、正確な春分日・秋分日は前年2月まで決まっていない、ということになるのです。

立春、啓蟄、大寒などの二十四節気も、1年の太陽の黄道上の動きを15度ごとに24等分して決められているものです。昔の人たちが、いかに太陽と共に生活していたかを気づかされますね。時計やカレンダーを頼りにする私たちも、日の傾きでおよその時刻を感じたりすることはあります。時には太陽や月の動きから季節まで盛り込まれた「こよみ」を、じっくりと見直してみませんか。

平成23年 (2011) 暦要項を発表:国立天文台 天文情報センター 暦計算室



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投稿者 kksblog : 2010年02月11日 07:00


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