●21世紀を生きる子どもたちのための学校施設づくりのアイディアを公開 (2010年02月10日)
文部科学省のホームページに、『新たな学校施設づくりのアイディア集』が公開されています。
今年度から、全国の小・中学校において、新学習指導要領の一部が先行されており、21世紀を生きる子どもたちのための学校教育が始められています。学校教育においては、新学習指導要領の実施、地球温暖化対策をはじめとする環境配慮、学校・家庭・地域の連携の重視といった変化への対応が求められています。そのためには、既成の学校施設の形態の枠にとらわれず、実情に応じ、柔軟な発想を含めた検討が有効であると考えられます。そこで、実際に整備された学校の中で、新しい工夫があり他の学校にも参考になると思われる施設的な提案、参考になると思われるアイデアをまとめたアイディア集が作成されました。
アイディアは30例。新しい教育への対応として、「確かな学力」の確立をめざす、「豊かな心」を育む、「健やかな体」をつくるためのアイディアと、今日的課題への対応として、「環境との関わり」、「地域との関わり」をテーマにしたアイディアが紹介されています。
アイディアひとつひとつに、要点、計画のポイント、期待される効果が解説されており、イラストや写真で空間のイメージもわかりやすく示してあります。さらに、そのアイディアに該当する改修による学校施設の再生の例も紹介されています。
例えば「クラスルームでできることを増やす」アイディアとしては、多様な学習を可能にする面積の確保、電子黒板や掲示面の確保など教室前面の計画、ICT教育の充実、教室内の家具の工夫、先生のためのコーナーづくりがポイントとして挙げられています。
学校施設といえば、耐震化の問題もありますね。その改修の機会なども活用し、学校間の差がなく、豊かな学校生活が送れる環境に整えられていくことが望まれますね。
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投稿者 kksblog : 2010年02月10日 15:32