●第7回「21世紀出生児縦断調査」結果の概況~厚生労働省 (2010年01月27日)
「21世紀出生児縦断調査」の内容は、以下のようになっています。
この調査は、同一客体を長年にわたり追跡する横断調査として、平成13年より実施している統計調査です。
この調査の目的は、21世紀の初年に出生した子どもの実態および経年変化の状況を継続的に観察することによって、少子化対策等構成労働行政施策の企画立案、実施等のための基礎資料を得ることです。
調査対象は、全国の2001年1月10日から17日の間、および7月10日から17日の間に出生した子どもとしています。厚生労働省が人口動態調査の出生票をもとに調査客体を抽出し、双子、三つ子といった場合にも、それぞれの子どもが対象となっています。
調査の時期としては、1月生まれは平成20年1月18日、7月生まれは平成20年7月18日(対象児の年齢7歳)としました。
家族の状況について(きょうだいの構成、母の就業状況)、子どもの生活の状況(起床・就寝時間、放課後のようす、習い事等、テレビ、コンピュータゲーム、病気やけが、父の帰宅時間と父と過ごす時間、母の帰宅時間)、子育ての意識等(子どもを育てていて負担に思うことや悩み・子どもの日常生活で気になることや悩み、子育て費用)です。
きょうだいの構成は、第1回調査時に「ひとり」が48.8%だったのに対し、第7回調査では「弟妹あり」が45.3%となっています。母の就業状況については、出産1年前に54.5%だった「有職」の割合が、第1回調査(出産半年後)で25.1%と減少したものの、年々増加し第7回調査では55.8%と、出産1年前の「有職」の割合を超えました。
そういったことから出た結果だといえますが、習い事(塾も含め)を就学前から行っている子は、幼稚園通いの子では70.4%、保育所通いの子では42.5%と、大きな差のあることがわかりました。
ひとりひとりにじっくりと時間をかけて子育てするには、今の時代は難しい時代といえるでしょうね。
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投稿者 kksblog : 2010年01月27日 13:56