●平成21年度「全国学校給食週間」が始まりました~文部科学省 (2010年01月26日)
平成21年度の全国学校給食週間は、1月24日から1月30日までとなっています。
我が国の学校給食が初めて実施されたのは、明治22年のことでした。それ以来、各地に学校給食が広がっていきましたが、戦争のために一時中断されました。
戦後、食糧難による児童の栄養状態の悪化を背景に、学校給食実施の必要性が叫ばれるようになり、昭和22年1月から学校給食を再開することとなりました。(「学校給食実施の普及奨励について」昭和21年12月11日文部、厚生、農林三省次官通達)
この背景には、昭和21年6月にララ(Lecensed Agencies for Relief in Asia、アジア救済公認団体。米国の民間団体)より給食用物資寄贈の申し出があったことも、ありました。
同年、学校給食が再開されることを受け、12月24日、まず試験的に三都県(東京、神奈川、千葉)にて、児童約25万人に対し学校給食を実施することとなり、同日、東京都内の小学校で、ララからの給食用物資の贈呈式が行われました。
それ以来、この12月24日を「学校給食感謝の日」と定められましたが、昭和25年、ララ、ユニセフ等による給食用物資の寄贈に対する感謝の意を表するとともに学校給食が戦後再発足した意義を考え、その将来への発展を期して、1月24日~1月30日までの1週間が「学校給食週間」とされました。この一週間を設定した背景として、学校給食による教育効果を促進する機運を高める観点から冬季休業と重ならないように、という配慮がありました。
学校給食週間には、全国で学校給食の意義や役割について、児童生徒や教職員、保護者、地域住民の理解と関心を深めるためのさまざまな行事が行なわれます。
行事は、たとえば、学校給食に関するポスター・標語・作文等の募集及び表彰、給食標語・給食関係者に対する感謝の手紙の募集、また、学校給食調理コンクールの開催など、実施されます。
学校給食というのは、当たり前にあるものだと感じてしまいがちかもしれませんが、あらためて「食」について見直す、よい機会にしたいですね。
« 「大手安定志向」、業界トップ企業が人気~大学生、院生対象の企業ランキング | トップページへ 高尾の自然を体験!『きのこ・たけのこ里山学校』参加者募集中 »
最新記事一覧
- スポーツ指導者必携! 豊かな心を育み、強い絆をつくる新しい時代のコーチング本(2013年11月23日)
- 「エコプロダクツ 2013」が、東京ビッグサイトにて12月に開催されます(2013年11月22日)
- 関西四大学が入学生を対象に『薬物に関する意識調査』を実施(2013年11月21日)
- グッドデザイン賞受賞の「超変換!!もじバケる特選」、新たに6種類を発売
- メダリストの講演やシンポジウムも 「生涯スポーツ・体力つくり全国会議」(2013年11月20日)
- 秋の「SACLA(サクラ)見学ツアー」最先端研究施設でオイシイ発見をしよう
- キッズ用ブルーライト対策メガネ エレコムより新発売
- クロスリンクマーケティング、子ども向けタブレット端末「Rainbow Pad」、トイザらスで販売(2013年11月18日)
- 教育支援コーディネーター・フォーラム参加者を募集、模擬授業体験や講演も
- 元栄養教諭らが運営する学校給食サイト「おkayu」がオープン
- 大学における教育内容等の改革状況を調査~文部科学省
- 宇宙実験を知る 日本マイクログラビティ応用学会による公開講演・公開展示
- 反転授業の動画とパンフレットを公開 ゼッタリンクス(2013年11月15日)
- 自分らしさを伝え、記入・提出を効率的に~ エントリーシート「OpenES」学生登録開始
- 世界に飛躍できる人材を~進学・留学・キャリアの相談・体験イベントを開催(2013年11月14日)
投稿者 kksblog : 2010年01月26日 23:54