●「平成22年大学入試(一般入試)新型インフル特例措置に関するアンケート」~旺文社 (2010年01月19日)
教育出版の株式会社旺文社教育情報センターは、全国321校の国公私立大を対象に、それぞれの一般入試に関し、どのような特例措置を考えているか?ということでの「平成22年大学入試(一般入試)新型インフル特例措置に関するアンケート」の実施を行いました。
このアンケートを行った背景としては、以下のことがあります。
新型インフルエンザが平成5月に国内初の感染者が確認され、秋以降急速に感染が拡大しました。これを受け、文部省が10月8日に入試実施のガイドライン「平成22年度大学入学者選抜にかかる新型インフルエンザ対応方針」を発表し、全国の国公立私立大学長あてに通知しました。それにより、各大学がこれを参考に特例措置を決定、あるいは検討しており、これについてのアンケートということになります。
結果の概要は以下のようになっています。
国公立大は80%以上が「追試」を実施予定しており、実施予定日は本試験のおおむね1週間後となっています。
私立大は、他日程への振り替えを行うという学校が45%と、多数となっており、大規模校は、首都圏・東海地区では「一括追試」、関西地区では「検定料返還」の返還の傾向があります。そして、最終日程は「検定料返還」または、「措置を講じない」という学校が75%となっています。
特例措置の申請対象は、国公立大の大多数で「新型インフルエンザ」となっており、公私立大では、「新型インフルエンザと季節性インフルエンザ」あるいは、「インフルエンザを含む感染症」も対象とするといった措置になっています。
なお、大学への申請方法は、多くの大学で「電話連絡」と「診断書等の提出」が必要としています。
本試験で地方試験会場を開設する私立大学では、ほぼすべてが追試を「本学のみ」での実施としています。
新型インフルエンザが世の中に与える影響は、かなり大きいものでしたね。
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投稿者 kksblog : 2010年01月19日 14:20