●2010年度大学受験、背景に不況が与える影響~河合塾アンケートまとめ (2010年01月18日)
河合塾で、2009年11月末から12月中旬にかけ、高等学校の先生方を対象にアンケート調査が実施されました。
その結果、不況が受験生の進路選択に影響を及ぼしている様子が伺えました。「奨学金の活用」に関する項目で、活用を考える生徒が「増えている」、「やや増えている」という回答が、8割を超えていたことが大きな特徴です。
志望校の選択にあたっては、通学可能な範囲の大学を選ぶ志向が「強まっている」、「やや強まっている」の回答が約7割となっており、下宿等により学費以外にお金のかかる他地区への受験は控え、地元の大学を目指す傾向が強まっていることが感じられます。
また、国公立大を目指す志向、私立大の受験校数を減らす傾向も、「強まっている」、「やや強まっている」が、いずれも過半数を占めており、私立大と比べて学費の安い国公立大の人気の高まりが読み取れます。
また、新型インフルエンザへの対応として行われる「センター試験の追試験の延期・会場の増設」や「国公立大学の追試験実施」については、約8割の先生が賛成と回答していることがわかりました。
一方、追試験の日程延期に関しては、「会場の増設はよいが、日程の延期は困る」、「追試は例年通り一週間後でよかった」と、延期だと国公立出願がギリギリ過ぎる、国公立大学の出願期間は変更がなく、追試受験者は日程面で大変厳しい、といった理由での意見も多くありました。
不況が子ども達に与える影響は大きく、不況から波及してくる問題も多いということですね。
2010年度大学入試情報(アンケート結果まとめ) | 河合塾
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投稿者 kksblog : 2010年01月18日 14:52