●厳冬が続く、新卒者の就職内定率 大卒で73% 12月1日現在発表 (2010年01月16日)
厚生労働省と文部科学省は、2010年3月卒業予定の中学生・高校生・大学生の就職内定率について、11月末時点の集計を発表しました。これによるといずれも厳しい就職難の状況にあることが浮き彫りにされました。
大学卒業予定者の12月1日現在の就職内定率は73.1%で、これは昨年と比べると7・4ポイント低い数字です。そして高校卒業予定者のほうも昨年より9・9ポイント低い68.1%となりました。
雇用情勢の推移を調査し始めた1996年以降では、最も厳しい落ち込みとなっています。学校種別に見た内定率は次のようになっています。
・大学(国公立) 80・7% (昨年同時期比△4.6)
・大学(私立) 70.5% (昨年同時期比△8.5)
・短期大学 47.4% (昨年同時期比△9.5)
・高等専門学校 96.9%(昨年同時期比1.1)
・専修学校(専門課程) 56.7%(昨年同時期比△6.4)
・高校 68.1%(昨年同時期比△9.9)
調査を開始した平成8年以降では、最大の下げ幅最低の水準ということです。企業の業績によって雇用の有無が左右されてしまうのは、資本主義の社会ではあたり前のこととはいえ、風当たりが厳しく辛い就職活動となっているようです。
大卒の理系の学生が就職には強いといわれていますが、これは今年も同じでした。文系の内定率が72.0%(△8.4)であるに対し理系は78.6%(△2.2)と、下げ幅が少なく内定率は高くなっています。国公立の理系では、唯一昨年同時期プラス1.1の82.5%で強さが現れています。
短大卒業見込みの方や専門学校卒業の方には、一段と厳しい状況ではありますが、この統計は11月末時点のものであり、これから新卒者向けの合同説明会などが予定されています。例年は卒業時点ではほぼ100%に近い就職率となっているのに希望を持って頑張って欲しいものです。
中にはもう一年学校に残って来年の就職に向けて方向転換をする人もいるようですが、まだあきらめないでもう人踏ん張り・・・頑張ってください。
厚生労働省:平成21年度大学等卒業予定者の就職内定状況調査(平成21年12月1日現在)について
厚生労働省:平成21年度高校・中学新卒者の就職内定状況等(平成21年11月末現在)について
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投稿者 kksblog : 2010年01月16日 14:15