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国立の教員養成大学・学部(教員養成課程)の平成21年3月卒業者の就職状況は? (2010年01月14日)

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国立の教員養成大学・学部(教員養成課程)卒業者の教員就職率は、少子化による児童生徒数の減少等に伴って教員採用者数が減少し、平成11年3月卒業者の教員就職率は32%にまで低下していました。

しかし、その後、教員採用者数が増えたことや、教員養成大学・学部の入学定員が減ったことにより、近年は50%台を維持しており、今年は56.6%と、前年並みの教員就職率となっています。

なお、卒業者数から大学院等への進学者を除いた場合の教員就職率は、63.8%となっています。

教員就職率が高い要因としては、当該大学・学部が所在する地域、および隣接する大都市圏における教員採用者数が多いこと、大学として学生への就職支援の充実に取り組んだこと、などのことがあがっています。

「大学として学生への就職支援の充実に取り組んだこと」としては、たとえば、4年間を通した就職支援計画の実行、学校現場の実務を経験した就職担当教員や、校長を経験した就職支援指導員による就職支援の実施、当該大学・学部を卒業した若手現職教員との意見交換や教育委員会関係者を招いてのセミナー実施など教育現場に関する情報の提供などが、あげられています。

教員就職率が低い要因としては、学生の地元思考が強い上に、当該大学・学部が所在する地域の教員採用者数が少ない、専門教科についての知識・教養をさらに深めるため、大学院に進学する人が多い、などのことがあがっています。

せっかく目指してきたことが実現できるためには、まわりの支援も必要だということですね。

国立の教員養成大学・学部(教員養成課程)の平成21年3月卒業者の就職状況について:文部科学省



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投稿者 kksblog : 2010年01月14日 14:20


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