●障害ある子どもたちを、携帯電話が学習支援~東大×ソフトバンク (2010年01月13日)
東京大学とソフトバンクモバイル(株)が、共同で『障がいのある子どもたちのための携帯電話を利用した学習支援マニュアル』を作成しました。
2009年6月から、東京大学先端技術センターの研究グループとソフトバンクは、「あきちゃんの魔法のポケット」と題した、携帯電話を利用した障害のある子どもたちのための支援プロジェクトを開始。このたび、そのプロジェクトの成果として、障害のある子どもたちとのコミュニケーションを通し、携帯電話の機能に対応した、さまざまな障害のある子どものための活用事例をまとめたマニュアルを作成しました。
プロジェクトは、携帯電話が生活や学習支援に役立つ活用事例を広く紹介することで、障害をもつ子どもたちの学習機会を増やし、社会参加の促進を目指すもの。携帯電話上手に活用することで、生活上感じる困難を軽減し、特に障害を持つ子どもたちが社会の多様な場面に参加できるようになることを目指しています。
マニュアルでは、携帯電話が子どもたちの学習を助ける優れた機能をたくさん有していることを紹介。携帯電話により、場所を選ばずに勉強できること、コミュニケーションツールとしての利用、リテラシーの高さなどのメリットを挙げています。
そして、障害のある子どもたちがどのようにして携帯電話のさまざまな機能を活用できるかを一覧表で紹介。具体的には、コミュニケーションに音声を使うことが苦手な子どものために電子メールの活用、ことばで説明ができない子どものために録音やカメラ機能の活用、書字が困難な子どものためにメモ帳機能の活用、読みの困難のある子どものために音声読み上げや音楽再生機能の活用など、さまざまな障害に対する携帯電話の活用法を事例とともに紹介しています。
身近であり、しかし子どもたちの利用としてはマイナスイメージの強い携帯電話が、マニュアルの活用事例のように子どもたちに有効に利用されていくといいですね。
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投稿者 kksblog : 2010年01月13日 13:52