●ボランティアとは一味違う!社会貢献型の市民教育「サービス・ラーニング」 (2010年01月08日)
特定非営利活動法人 市民教育のためのサービス・ラーニング・クリアリングハウスは、サービス・ラーニングやシチズンシップ教育を推進していくための実践的なガイドブックである「サービス・ラーニング・リファレンスブック」の第一稿をホームページ上で公開しています。
「サービス・ラーニング」とは、コミュニティへのサービス活動とアカデミックな学科学習をつなげたアメリカが本家の社会貢献型の市民教育のことです。
21世紀のシチズンシップ形成のために作成された同ガイドブックには、「サービス・ラーニングとは何か」「サービス・ラーニングの進め方(基本的なステップ)」「評価の仕方」「受け入れ側の注意点」「リフレクション・シートのサンプル」「最後に―サービス・ラーニングだからできること(しないといけないこと)」が記載されています。
一般のボランティアとの違いは、1.興味を生じさせること 2.本質的にやりがいがあること 3.新しい好奇心を起こし、情報の需要を生む問題を提供すること 4.相当なタイムスパンをカバーして、継続的に発達を促進することができること の4つが挙げられます。
資料の中では「学習のピラミッド」が紹介されており、教えることで90%の学習効果がありますが、実践では75%、ディスカッションでは50%に減り、デモンストレーションだと30%、視覚的に見ただけでは20%、そしてレクチャー(聞くこと)に至っては5%しか効果がないとされています。
実際に活動をおこなっていく上では、受け入れ先を用意する必要があります。具体的には福祉施設やボランティア団体、NPO、NGOなどが中心となっていきますが、大学がイニシアティブを取って社会問題解決のためのプロジェクトを立ち上げていくことも可能だということです。
このような活動をより多く行っていけば、子どもたちの心身の発達に良い影響を与えてくれるのかもしれません。より詳しく知りたい場合は、「Service Learning Clearinghouse」のホームページを参照することをおすすめします。
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投稿者 kksblog : 2010年01月08日 18:11