●平成20年度「児童生徒の問題行動等生徒指導上の諸問題に関する調査」の公表 (2010年01月08日)
この調査は、小中不登校の確定値等を含む内容のもので、文部科学省により、平成21年12月22日に公表されました。
なお、内容は、8月に小・中学校不登校の速報値として公表した数値の確定値および高校長期欠席者数、高校中退者数として公表した数値を変更・訂正したものとなります。
小・中学校不登校速報値の8月公表分からの主な変更点としては、不登校児童生徒への指導結果状況、「指導の結果登校する又はできるようになった児童生徒」に特に効果のあった学校の措置、相談・指導等を受けた学校内外の機関等及び指導要録上出席扱いとした児童生徒数、教育委員会が設置する「教育支援センター(適応指導教室)」の状況、高等学校における長期欠席者(不登校等)の状況、です。
不登校児童生徒への指導結果状況、ということでの内容は、指導の結果登校する、またはできるようになった児童生徒の数、そして、現在指導中の児童生徒の数、そのうち、継続した登校には至らないものの、好ましい変化が見られるようになった児童生徒の数、ということで調査されています。
「指導の結果登校する、またはできるようになった児童生徒」に、特に効果のあった学校の措置の方法としては、たくさんあげられており、多いものでは、「不登校の問題について、研修会や事例研究会を通じて全教師の共通理解を図った」、「すべての教師が当該児童生徒に触れ合いを多くするなどして、学校全体で指導に当たった」、「教育相談担当の教師が専門的に指導に当たった」、「スクールカウンセラー等が専門的に指導に当たった」、「友人関係を改善するための指導を行った」、「教師との触れ合いを多くするなど教師との関係を改善した」といった内容があげられています。
特に、「スクールカウンセラー等が専門的に指導に当たった」という方法では、効果があったようで、専門家の手を借りるということも、必要になってくるのでしょう。
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投稿者 kksblog : 2010年01月08日 01:59