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「ハゼの世界とその多様性」で、天皇陛下のご研究とハゼの不思議に触れよう (2010年01月07日)

haze_100107.gif日本の象徴である天皇陛下は、憲法に定められた国事行為をはじめ、国内外に渡る非常に多くのご公務をこなされていますが、その一方で、生物学の研究者でもあることが知られています。天皇陛下は長年ハゼ分類のご研究に取り組まれており、論文の発表や図鑑の共同執筆などもされているそうです。

上野の国立科学博物館では、天皇陛下御即位二十周年記念展として「ハゼの世界とその多様性」を日本館1階中央ホールで開催しています。会期は2月28日(日)までで、通常料金で観ることができます。ハゼの研究の第一線でご活躍される天皇陛下のご研究の紹介、さらに研究者たちが解明してきたハゼの多様性が紹介されています。

「ハゼ」という名前は「スズキ目ハゼ亜目」に属する魚の総称で、これまで2,000種以上が報告されています。2,000種という数は、なんと魚類の約10分の1の種数を占めるほどです。さらに今もなお新種の発見が続いており、分類学だけでなく、新価額、生態学等の研究分野からも注目を集める魚なのです。

魚の分類となれば、形や色・模様、生息場所などが思いつきます。実際2,000種を超えるだけあって、ハゼと一口に言っても、その大きさや模様はさまざまで、棲む場所も海水に棲むもの、淡水に棲むものの両方がいるようです。こういったさまざまなハゼの姿が、水中写真や液浸標本をつかって紹介されています。

さらに色や形以外にも、いろいろなところに特徴が隠れているようです。「研究者はどこをみているのだろう」のコーナーでは、もっと掘り下げた分類方法について写真・図解などを用いて知ることができます。またハゼ同士の類縁関係や、ハゼに近縁と考えられている魚もいます。こういったことを詳しく調べていくことが、ハゼの起源と進化を知ることにつながるのでしょう。

どちらかというと地味なイメージの魚ですが、実はその多様さで多くの研究者やダイバーが魅了されているそうです。ご多忙な中、研究を続けておられる天皇陛下も、そんなハゼの魅力にとりつかれたお一人なのでしょうね。

天皇陛下御即位二十年記念展示「ハゼの世界とその多様性」:国立科学博物館



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投稿者 kksblog : 2010年01月07日 06:53


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