KKSブログ: 新規学校卒業者の採用に関する要請について～文部科学省

文部科学省・厚生労働省・経済産業省の連名で、２４５の業界団体などに対し、新規学校卒業者の採用に関し、加盟企業に周知徹底を図るよう要請する文書が平成２１年１２月２２日に発出されました。

内容は、まず、足下の雇用情勢は依然として厳しい状況にあり、特に新規学校卒業者の就職内定状況は、前年同期に比べて大きく下降しているなど、来年３月に卒業予定の学生については、採用状況が厳しい状況になることが予想されることです。

そして、多数の方が就職未決定のまま卒業を迎えると、本人の知識・技能の蓄積やキャリア形成の支障となり、我が国の産業や社会を支える人材の育成が図られないなど、深刻な問題を引き起こしかねないということです。

このため、２４５の業界団体などに対し、新規学校卒業者の採用に努めていただけるように、また、加盟企業に周知徹底を図るよう、要請する文書ということで発出されました。

また、発出に際し、日本経済団体連合会・日本商工会議所・全国商工会連合会・全国中小企業団体中央会に対して、文部科学大臣・厚生労働大臣・経済産業大臣が直接要請を行いました。

文部科学省としても、引き続き関係省庁と連携し、新規学校卒業者の就職支援に努めていくということです。

せっかく、やる気になっている時期に、その力を発揮できる場所がないというのは、悲しい現実となります。なんとか、よい方向に行けるように、切に願うところですね。

教育家庭新聞社
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