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「こんな症状があったら病院へ」発熱した子どもを見守るチェックポイント (2009年12月29日)

fever_091229.png家族で迎える楽しいお正月。でも、小さい子はこんなときに限って熱を出したりしがちなものです。かかりつけの病院は休診だったり、帰省や旅行中で医療機関がどこにあるかわからなかったり、お休み時期の急な病気は困りものです。特に今年は、新型インフルエンザの流行も心配ですね。

厚生労働省と日本小児科学会は、子どもが新型インフルエンザにかかったときの自宅療養のポイントとして「発熱したお子さんを見守るポイント」のポスター、パンフレットを作成、配布しています。新型インフルエンザもほとんどの場合は症状、治癒までの経過は季節性インフルエンザと変わらず、一度の受診で充分です。しかし、まれに重症化するケースも見られるため「もう一度受診するべき症状」についてわかりやすくまとめられています。

再受診するべき症状は、大きく分けて「意識障害」「呼吸困難」「脱水症」の3つです。「意識障害」は、視線が合わない、呼びかけに答えないなど、の症状、「呼吸困難」は呼吸が速い、息苦しそうにしている、顔色が悪いといった症状が出ます。「脱水症」は水分が取れない、おしっこが半日以上出ない、元気がない、といった症状から発見できます。

パンフレットには具体的な10の症状のチェックポイントが書かれており、これに当てはまるようなら早めに受診すべきだとわかります。逆に、インフルエンザと診断されても、チェックポイントにあるような症状や、いつもと特に違う様子がなければ、何度も受診したり特別な対応をしなければならない病気ではない、ということです。

インフルエンザは高い熱が出るし、重症化の例を聞くこともあるのでどうしても不安に感じることが多いでしょう。しかし新型もほとんどのケースは軽症で済んでおり、安静と栄養が大切です。またチェックポイントに頼りすぎず、いつも接している保護者が、冷静にいつもとの違いや症状を見極めることが、とても重要になります。

当番医や救急外来しかない年末年始、むやみな受診はかえって病人を疲れさせるだけになる可能性もあります。あらかじめ心配な症状をわかっておけば、熱が出たときの対応も冷静にできそうですね。

発熱したお子さんを見守るポイント(保護者向けポスター):厚生労働省
発熱したお子さんを見守るポイント(保護者向けパンフレット):厚生労働省



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投稿者 kksblog : 2009年12月29日 11:52


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