●「子はかすがい」から「子育てはかすがい」の時代へ!20代パパ予備軍に期待 (2009年12月25日)
株式会社電通は、父親の子育てに対する関心と、子育て消費に対する関与が高まりつつあることに着目し、現役パパとその予備軍を対象に子育てに関する意識や行動についての調査を実施しました。
調査結果から、現役パパたちが自ら積極的に子どもに関わり「子どもと一緒に自分も楽しみたい」「妻とのパートナーシップを大切にしたい」「かっこいいパパである自分を見せたい」という意識をもっていることが明らかとなりました。また、父親予備軍である20代未婚男性は、現役パパよりもさらに強い子育て意欲を持っていることもわかっています。
父親の子育てはもはや当たり前となっており、73%が「現在関わっている」と答え、86%が「今後も関わりたい」と考えていることがわかりました。
また、77%が「夫婦で相談しながら子育てをしたい」と考え、60%が子育てによって「家族としての一体感が高まった」ことを実感しています。この結果からも、今や「子はかすがい」から「子育てはかすがい」の時代へ移行していることがわかります。
自主的かつ積極的に子育てに関わる父親たちは、入浴や外遊び、学校・幼稚園の行事参加などの従来型に加えて、「着替え」「寝かしつけ」「子どもと二人きりの時間を作る」「妻の自由時間を確保する」など、日常生活、遊び、教育、心のケア、夫婦の協力体制まで幅広く関与していることが明らかとなりました。
20代未婚男性は、現役パパを上回る子育て意欲をもっており、結婚前から子育てに夢を膨らませている傾向も顕著となっています。そして、子育てに期待することは、「家族の絆の向上」と「自分の生きかたを見直すきっかけになる」ことなどが挙げられています。
父親の育児休暇に関しては、現役パパの50%が取得経験ありと答えていますが、20代未婚男性の育休取得意向は現役パパより高く、約7割にのぼっています。ただ、取得意欲が高い一方で障害への不安も強く、「収入減」「職場の事情」だけでなく、「キャリア形成」上も障害になると感じていることが明らかとなりました。
20代のパパ予備軍が育児に対して前向きな気持ちを持っているのは非常に良いことですね。ただ、育児休暇にはまだまだ不安が残っているようですから、日本の将来を担っていく子どもたちを育てていくためにも制度をもっと普及させる必要がありそうです。
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投稿者 kksblog : 2009年12月25日 16:52