●科博の企画展「深海探査と微化石の世界」海洋学の歴史、地球の歴史を知ろう (2009年12月09日)
1872年、日本では明治5年というそんな時代に、イギリスの海洋調査船「HMSチャレンジャー号」が未知の世界「深海」の科学的探査に出航しました。その後3年半に渡って行われた調査は、近代海洋学の出発点とも言われています。
12月12日(土)から、2010年2月28日までの間、東京上野の国立科学博物館で、企画展「深海探査と微化石の世界ーHMSチャレンジャーから“ちきゅう”までー」が開催されます。「チャレンジャーによる探検航海」の紹介から最新のチャレンジまで、探求者達が明らかにしてきた深海の謎、そしてこれから挑む謎について紹介します。
海洋探査の先駆けとなったHMSチャレンジャーは、1606日にもおよぶ航海の間に、海底の泥を採取し、そこから放散虫や珪藻、有孔虫など、さまざまな微小生物の殻や骨格を発見しました。その採取した海底の「泥」を展示し、チャレンジャーの船内をCGで再現します。
「微化石の世界」では、海中散歩を通して海底に降る雪「マリンスノー」の正体を知ったり、何億年も前から海底に堆積し続けてきた、小さな化石の世界を覗くことができます。海底に眠る微化石は、地上付近の微生物とはまた違った、ユニークな形をしているものがいろいろありますよ。
こういった「微化石」は、地球を知る上で大きな役割を果たしてきました。海底の奥底で眠っていた「微化石」からどのように地球の歴史が明らかにされてきたのか、これからの「微化石研究」の目的など、小さな生き物の化石が地球探求にもたらした貢献を紹介しています。
この企画展は国立科学博物館の通常入館料(大人・大学生600円、高校生以下無料)のみで観覧することができます。講演会や観察教室などのイベントも実施されるそうですので、冬休みや連休の予定に入れてみてはどうでしょう。
企画展 深海探査と微化石の世界 -HMSチャレンジャー号から“ちきゅう”まで-:国立科学博物館
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投稿者 kksblog : 2009年12月09日 11:38