●平成21年度全国体力・運動能力、運動習慣等調査結果が発表されました (2009年12月24日)
平成21年度全国体力・運動能力、運動習慣等調査の結果がとりまとめられ、文部科学省から公表されました。この調査は昨年度から小中学生の体力の状況を把握・分析しているもので、国・公・私立のすべての学校で、小学校調査では5年生、中学校では2年生またはそれに当たる学年の児童生徒を対象としています。
体力・運動能力の調査だけでなく、児童生徒の日頃の運動実施状況、運動やスポーツに対する意識、生活習慣の調査、さらに学校ごとに体育の授業、また休み時間など授業以外での運動習慣化の取り組みを行っているか、といった運動に関する取り組みを調査しています。
これによると、小中学生とも女子より男子の方が運動をしていること、小学生女子では運動をほとんどしないと答える子が多いことなどがわかりました。そして体育の授業や、授業以外でも保護者や地域への働きかけなど、体育や運動活動について何らかの取り組みを行っているかどうかが、体力平均点に影響を及ぼしているようです。
取り組み事例は、報告された事例をその取り組みの分類ごと、学校の種類ごとに分けてどのような例があったかまとめられています。「学校体育の充実」を例に挙げると、小学校では「体つくり運動」を6年間にわたって実施していますが、独自のプログラムを作成した例や、海や山などの学校環境を活かして自然環境の中で実施する授業、個人ファイルなどを用いて子どもの自発性を高めるなどの工夫がありました。
さらに運動実践に加えて、保健学習として規則正しい生活や睡眠習慣などの改善に向けた取組も多くあったようです。生活習慣については、授業だけでなく、特別活動や地域と連携した取り組みでも取り入れられています。運動やスポーツを楽しく、効果的に行うには日頃の生活に気をつけることも大切なのでしょうね。寒い時期、外に出るのは少々辛いですが、大人が率先して頑張ってみてはどうでしょう。
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投稿者 kksblog : 2009年12月24日 15:23