●学校での災害を調査研究し、学校安全支援業務を行なう~NAASH (2009年11月03日)
独立行政法人日本スポーツ振興センター(NAASH)が、『学校安全・災害共済給付ガイド』を発行しました。
NAASHは、「スポーツの振興と児童生徒等の健康の保持増進を図り、もって国民の心身の健全な発達に寄与すること」を目的とし、学校の管理下における児童生徒等の災害に対して、災害共済給付を行なうとともに、そのデータを基に、学校安全に関する調査研究並びに研究成果の公表、普及活動等を行う学校安全支援業務を行なっています。『学校安全・災害共済給付ガイド』では、その業務に関する内容を紹介、説明しています。
学校安全支援の流れを紹介すると、まず、全国99,000の学校から年間約120万件の事故報告があります。その報告を災害データとして調査研究し、成果は学校安全情報として、事故事例や事故対策をまとめたものを学校関係者や保護者に公表します。また、講習会なども実施し、学校災害の減少を図ります。
例えば、体育的部活動での事故が多発していれば、部活動の安全の推進として、部活動チェック表や練習前の健康チェック表などの安全指導プログラムを実施させることにより、けがの防止を目指します。データから下肢の負傷が一番多いことがわかったときは、下肢のけが防止プログラムを作成し、下肢強化を図るようにします。
また、学校給食における食中毒の防止や食物アレルギーへの対応などの調査研究も行なっています。このような情報や調査研究内容は、書籍やホームページ上にて提供しています。
組織的に学校安全支援を行なうことで、情報も多くなりますから、その分析や研究の成果が活かされ、子ども達が安全な環境で元気に学校生活を送れることが何より望まれますね。
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投稿者 kksblog : 2009年11月03日 11:11