●家族や地域のきずなの再生から社会全体による子育て支援へ~内閣府 (2009年10月22日)
内閣府では、11月の第3日曜日を「家族の日」、その前後各一週間を「家族の週間」と定めており、その期間を中心として、「家族・地域のきずなを再生する国民運動」を実施しています。平成21年度においても、地方公共団体、民間の関係団体および有識者等と幅広く連携・協力し、各種の行事開催や広報・啓発などの取組を推進することにより、国民の理解を深めるとともに、国民運動の一層の充実と定着を図っています。その一つとして、平成21年度啓発パンフレット『子育てを支える「家族・地域のきずな」』を公表しました。
「家族・地域のきずなを再生する国民運動」は、家族や地域の皆さんが参加する国民運動です。家族で話し、一緒に食事する時間を大切にすることや、地域で見守り、助け合う機会をつくることに取組み、また、子育てを支えるフォーラムや作品コンクールなども実施されます。
内閣が総合的な少子化対策を進める上では、生命を次代に伝え育んでいくことや家族の大切さが理解されることが重要とされています。調査によると、家族とのつながりの変化が、家庭における教育力を低下させている可能性があるようです。例えばしつけの面では、昔と比べ、「できていない」と回答する割合が増え、理由として、「祖父母世代から父母世代に知恵が伝承されていない」、「家族が一緒に過ごす時間が少ない」といった家族のつながりの変化によるものが挙げられています。
地域とのつながりも、近年は近隣関係が希薄になっているようです。近所づきあいの程度は、1975年頃は「親しくつき合っている」が半数を超えていましたが、近年は1割ほどで、「ある程度行き来している」が3割ほどです。そんな状況下で、子どもを持つ親は、子育てに関する悩みを気軽に相談できるような活動を地域に求めています。
パンフレットが運動啓発につながり、親子関係、家族関係の再生、地域交流につながることが望まれます。社会全体が子育てを支え、安心して出産、子育てができて、子どもが健やかに育つ社会になるといいですね。
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投稿者 kksblog : 2009年10月22日 05:09