●節水はするけど浄水には無頓着? 「水」に関する大学生の意識調査 (2009年10月08日)
河合塾は、河合塾グループの OB・OGサイト「河合塾ALUMNI」の会員である大学生を対象に「Think the Earthプロジェクト」協力のもとに、水と環境問題・社会問題に関する意識調査を行いました。調査結果から、回答した大学生たちは、全体的に環境意識は高いものの、国際的な水資源の問題については認識が高くないことがうかがえました。
日常生活で気をつけていることは、洗顔や歯みがき、食器洗い、シャワーなどで「水を出しっぱなしにしない」という回答が多くなりました。また実家暮らしの学生では「風呂の残り湯の再利用」が多く、全体的に節水に関する意識が高いことがうかがえます。その一方で「食器の汚れをふき取る」「洗剤やシャンプーの使用量を減らす」といった、排水をきれいにすることへの関心はあまり高くありませんでした。
環境や社会問題については、海や川の水質汚染や、水にまつわる自然災害など、国内で身近に起こる出来事について、多くの学生が「心配だ」と感じているようです。国際的な問題については、地球温暖化や干ばつ・食糧不足といった、メディアで頻繁に取り上げられている問題については関心があるものの、「水資源を巡る民族・国家間紛争」への心配は低くとどまっています。
水に限らず環境問題・社会問題について学ぶ機会があったら参加してみたいと思うか、という質問については、8割近い学生が「参加してみたい」と答えており、多くの学生が学ぶ意欲を持っているようです。
今回このアンケートに協力した「Think the Earthプロジェクト」は、「エコロジーとエコノミーの共存」をテーマに2001年に発足したNPOで、持続可能な社会の実現のために、ビジネスを通じて社会に貢献するしくみを提供しています。こういった団体と接することは、これから社会に出る学生達に良い刺激になりそうですね。
雨の多い日本は、水資源についてそれほど深刻に考える機会は少ないでしょう。しかし水の少ない国でも、飲料水の他に工業用・農業用など水を使う場はいろいろあります。それだけに、水を有効に使うための技術は日本よりはるかに進んでいる国もあります。環境や資源の問題をグローバルに捉えていかなければならない時代に向けて、学生達にもっと幅広く学んでもらいたいですね。
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投稿者 kksblog : 2009年10月08日 11:30