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子どもの運動能力は向上傾向~平成20年度体力・運動能力調査より (2009年10月14日)

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文部科学省は、毎年、体力・運動能力調査を実施しており、国民の体力・運動能力の現状を明らかにすることで、国民の体力の維持・増強、健康の保持・増進のため、また体育・スポーツ活動及び行政上の基礎資料として活用しています。このたび、平成20年度の調査結果を公表しました。

調査は、小学生(6~11歳)、中学生~大学生(12~19歳)、成年(20~64歳)、高齢者(65~79歳)を対象とし、テスト項目は若干、年齢によって異なっています。

調査結果によると、体力・運動能力の加齢に伴う変化としては、種目による差異はあるものの、男女とも6歳から加齢に伴って体力水準は向上します。男子は17歳ごろにピークに達するのに対して、女子は14歳ごとピークに達し、その後数年間はその水準を保持する傾向です。ただし、握力だけは男子は30~34歳、女子は40~44歳でピークに達します。

近年、青少年の運動能力低下が危惧されています。調査の年次推移をみると、たしかに“走、跳、投”にかかる項目は、体力水準が高かった昭和60年頃と比較すると低い水準です。体力増強をめざす教育が注目され始めた結果からか、最近10年間の基礎的運動能力をみると、持久走、50m走、ソフトボール投げ・ハンドボール投げでは、横ばいまたは向上の兆しがみられます。全体的に、小学生高学年以上の年代では、緩やかな向上傾向となっています。

運動・スポーツの実施状況と体力の関係をみると、8歳ごろから19歳までは、運動を実施する頻度が高いほど、合計点が高い傾向です。特に、13歳以上では、運動・スポーツを1時間以上の実施と、1時間未満の実施では、その差はさらに大きくなっています。

運動部やスポーツクラブへの所属の有無による差も大きく、その関係は8歳ごろから明確になり、その傾向は79歳に至るまで認められます。学校時代の運動部(クラブ)活動の経験と体力は、生涯の体力維持に大きな影響を与えていることが考えられます。

今、20歳の人たちが、現在の35歳、50歳の人たちと同様の加齢に伴う低下傾向をたどると、その体力はこれらの年代の人たちより低い状況になり、運動の実施状況も一層低下することが懸念されるようです。子どもの頃の運動習慣が、将来への健康につながる。家族で運動・スポーツを取り入れたライフスタイルを送りたいものですね。


平成20年度体力・運動能力調査結果について:文部科学省


文部科学省



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投稿者 kksblog : 2009年10月14日 12:03


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