●趣味や息抜きに読書、推理小説が人気~読書についての調査レポート (2009年09月16日)
季節も移り変わり、秋らしさを感じるようになりました。秋といえば、食欲の秋、スポーツの秋、読書の秋・・・。その中でも「読書」について、世間では「読書」とはどのようなものか、(株)ネットマイルは、『読書について』のアンケート調査を実施しました。
回答結果によると、最近1ヶ月の読書数は2~5冊という人が3割以上でした。一方で、1冊も読んでいない人も4割近くにおよび、読書をする人としない人に差がみられます。
読書をしている人については、睡眠前を読書タイムとして日課にしている人が多いようです。読書する場所を年代別にみると特徴的なのは、10代から20代は「自分の部屋」が多いのに対し、40代から50代は通勤中に読書をするためか、「乗り物の中」が他の年代に比べて高い割合でした。
1ヶ月の本代は1,000未満が7割近く。好きな本のジャンルは、1位「推理・ミステリー・ハードボイルド」、2位「歴史・時代小説」、3位「旅行」となっています。男女別では、女性には「エッセー・随筆」、「ロマンス・恋愛」などの回答率が高く、男性は「歴史・時代小説」が人気あります。年代別でも人気ジャンルは違いがみられますが、特に60代以上には「旅行」が3割、「ファンタジー・幻想」が1割未満に対し、10代には「ファンタジー・幻想」が3割、「旅行」が1割未満と大きく差がみられました。
一方で、読書をしない人は、その理由として、「本を読む時間がなかった」、「読みたい本がなかった」、「本よりテレビやラジオ、インターネットのほうが面白いから」などを挙げています。また、「本を読むのが嫌いだから」という完全な読書嫌いは、10代が他の年代より高い割合でした。
「読書はどのようなものか」の問いには、職業別にみると特徴的な結果に。学生は「趣味」、会社経営者・役員、管理職は「知性を磨くもの」、主婦、派遣社員、フリーターなどには「心の栄養剤」が、他の職業に比べて高い割合でした。
テレビやインターネットなど他メディアの発達もあり、読書の地位は低下しましたが、子どもたちに向けては読書運動も展開されています。忙しい時間の中のわずかな時間でも、読書に費やしてみるのもよいのではないでしょうか。
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投稿者 kksblog : 2009年09月16日 14:01