●青少年への有害環境はどこから?モニターからの情報提供で調査 (2009年09月09日)
近年の地域社会あるいはインターネット上には、青少年の健全育成に悪性影響を及ぼす危険性のある有害な情報が氾濫しています。こうした中、内閣府では、子どもを取り巻く地域、インターネット上の有害情報の実態等を、青少年有害環境モニターからの情報提供を得て把握し、青少年を有害環境から守るための施策を講ずるに際しての参考としています。
青少年有害環境モニター調査は、全国の青少年育成関係者1,000名をモニターとし、地域あるいはインターネット上等において、青少年の健全育成上、好ましくないと思われる社会環境(情報を含む)や非行・犯罪を誘発する恐れがあると思われる社会環境(情報を含む)に関する情報を提供してもらうことにより実施。本年1月14日から2月23日までの調査期間で、情報提供件数は702件にものぼり、情報の種類別にみると、圧倒的に「(携帯)電話・インターネット等」が多い結果となりました。
主な情報提供対象は、テレビ、出版物、インターネット、有害サイトなど中央の業界や業者等に起因するもの、コンビニ、カラオケボックス、溜まり場など地域に起因するもの、地域で実際問題や話題になっている社会環境に関する情報などさまざまあります。中でも「(携帯)電話・インターネット等」は269件におよび、「有害サイト」は79件、「広告物」は55件と続きますが、どの年代のモニターからも、また、都道府県別にみても「(携帯)電話・インターネット等」が最も多い状況でした。
情報提供の詳細として、「(携帯)電話・インターネット等」は、迷惑メール、プロフ開設による悪口等の書き込み、有害サイトへの強制送付、学校裏サイト、出会い系サイト、オンラインゲームサイトなどが挙げられています。そういったものに対しての規制、講習会、フィルタリングの徹底、業界の自主規制などを求める意見が多くありました。
社会全体で取り組むべき有害もあれば、カラオケボックスやコンビニなどでの青少年の問題行動は、地域で取り組んでいく必要があります。大人が個人的に声かけなどして青少年に指導するのは難しい時代といえるので、警察、地域社会、学校等が連携して有害環境から青少年を守り、モラルを教えていく必要がありますね。
« とにかく単語を覚えられる!評判のソフトがiPhone/iPod touchで | トップページへ 「ロックギターが11次元宇宙を語る」マーク・ルーニ来日公演~日本科学未来館 »
最新記事一覧
- スポーツ指導者必携! 豊かな心を育み、強い絆をつくる新しい時代のコーチング本(2013年11月23日)
- 「エコプロダクツ 2013」が、東京ビッグサイトにて12月に開催されます(2013年11月22日)
- 関西四大学が入学生を対象に『薬物に関する意識調査』を実施(2013年11月21日)
- グッドデザイン賞受賞の「超変換!!もじバケる特選」、新たに6種類を発売
- メダリストの講演やシンポジウムも 「生涯スポーツ・体力つくり全国会議」(2013年11月20日)
- 秋の「SACLA(サクラ)見学ツアー」最先端研究施設でオイシイ発見をしよう
- キッズ用ブルーライト対策メガネ エレコムより新発売
- クロスリンクマーケティング、子ども向けタブレット端末「Rainbow Pad」、トイザらスで販売(2013年11月18日)
- 教育支援コーディネーター・フォーラム参加者を募集、模擬授業体験や講演も
- 元栄養教諭らが運営する学校給食サイト「おkayu」がオープン
- 大学における教育内容等の改革状況を調査~文部科学省
- 宇宙実験を知る 日本マイクログラビティ応用学会による公開講演・公開展示
- 反転授業の動画とパンフレットを公開 ゼッタリンクス(2013年11月15日)
- 自分らしさを伝え、記入・提出を効率的に~ エントリーシート「OpenES」学生登録開始
- 世界に飛躍できる人材を~進学・留学・キャリアの相談・体験イベントを開催(2013年11月14日)
投稿者 kksblog : 2009年09月09日 20:33