●「生活のための日本語」に関する調査研究~独立行政法人 国立国語研究所 (2009年09月02日)
この調査研究は、日本で生活するために必要な日本語能力を明らかにし、その結果を日本語教育関係者、および学習者に利用しやすい形で提供することを目指すために行われます。
目標達成のために、日本人、および在住外国人(日本語を母語としない人)を対象に、調査を行います。
調査の内容は、各種生活場面における日本人及び在住外国人の言語使用の実態調査と、在住外国人の日本語使用に関する日本人及び外国人双方の視点に立ったニーズ調査です。
日本社会の一員として地域社会に根付き、職場や学校等で活躍するために外国人が必要とする日本語能力とは何でしょう?これを明らかにすることは、今後さらなる増加が予測される外国人と日本人とが共に社会を作っていくための優先課題の一つです。そういうことから、行われる調査となります。
日本人に対しての調査は、質問票調査(選択式、一部自由記述)で目標としては2,000名対象で、住民台帳をもとにランダムサンプリングを行い、調査会社が配布・回収を行う形で行います。
そして、調査は、「接触場面」と「学習ニーズ」について行います。
社会生活の中のどのような場面において、外国人と実際に接触する機会があるか?自分が接触する外国人の日本語使用に問題を感じることがあるとすれば、それはどのような場面においてか?外国人と接触する上で,日本語のコミュニケーション上の問題に遭遇したことがあれば、それをどのように解決したか?といったことで、行います。
これから、ますます海外の人たちとのコミュニケーションが必要になってくることがあるでしょうから、現時点での状況を把握しておく必要は十分にありますね。
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投稿者 kksblog : 2009年09月02日 14:05