●「地球温暖化を見つめる目」 EarthCAREシンポジウムを開催します (2009年09月11日)
情報通信研究機構(NICT)およびJAXAは、「地球温暖化を見つめる目」をテーマとしたシンポジウムを開催することを明らかにしました。
このシンポジウムでは、欧州宇宙機関(ESA)と協力してEarthCARE衛星搭載雲プロファイリングレーダの開発を進めてきたことから、この計画に関連した地球温暖化問題に取り組む研究や観測における最新の研究成果などについて理解を深めてもらうことを目的としています。
EarthCAREとは、日本と欧州が協力して開発を進める地球観測衛星を指します。搭載する4つのセンサ(雲プロファイリングレーダ、大気ライダー、多波長イメジャーおよび広帯域放射収支計)により、雲、エアロゾル(大気中に存在するほこりやちりなどの微粒子)の全地球的な観測を行い、気候変動予測の精度向上に貢献しているそうです。
気候変動予測は、コンピュータによるシミュレーションで行われていますが、このシミュレーションの正確さは、自然現象をいかに正確に反映しているかが重要になるとのことです。
しかし、気候変動に関係する自然現象がすべて明らかになっているわけではないことなどから、現在の予測には不確実性が生じています。この不確実性が生じる要因でとりわけ大きいと言われているのが、地球大気の放射収支における雲やエアロゾルの効果です。
EarthCAREでは、これまで十分な観測が行われてこなかった鉛直方向の雲粒やエアロゾルの分布、雲粒が上昇・下降する速度の計測等を行い、雲、エアロゾルとそれらの相互作用による放射収支メカニズムを解明して、気候変動予測の精度を向上させることが期待されているそうです。
参加は無料ですが、WEB上での事前登録が必要となっています。興味があれば、参加して見識を広げてみてはいかがでしょう?特に、地球温暖化は学校の授業でも取り上げるべき問題ですから、先生方が積極的に最新の情報を収集していければ良いですね。
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投稿者 kksblog : 2009年09月11日 20:57