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校訓を活かした学校づくりで『心を育む』教育 文部科学省報告 (2009年08月29日)

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文部科学省は、心を育む教育の一環として、校訓を生かした学校づくりの在り方について、有識者による会議のとりまとめを発表しました。
校訓や教育目標等と具体的な学校づくりのあり方や、校訓等を中心とした家庭や地域との連携のあり方について議論を重ねたものです。

校訓や教育理念・目標をかがげそれを達成しようと取り組むことによって、学校づくりに関わる人の向く方向が定まります。愛校心や学校への帰属意識が高まることにより、学校教育活動の円滑化が計れるのではないかといいます。

また新たな校訓等を生徒たち中心となって策定することにより、生徒たちの協力する姿勢が生まれ、学校がまとまり、自立心などの育成に役立つと考えられました。

校訓を活かした学校つくりを成功させるには、まず教職員、児童生徒、保護者、地域住民みんなが、取り組む意識を共有し、次にはこの考え方の浸透、考え方の展開、継承が必要だとしています。
一朝一夕では、取り組みが成功しなくても、時間をかけて丁寧に育てあげていくもいのなのでしょう。


今年2月に塩谷文部大臣が提唱した「心を育むための5つの提案」から端を発したもので、ちなみに心を育む5つの提案とは次のようなことでした。
 1.「読み書きそろばん・外遊び」を推進する。
 2.校訓を見つめ直し、実践する。
 3.先人の生き方や本物の文化・芸術から学ぶ
 4.家庭で、生活の基本的ルールをつくる。
 5.地域の力で、教育を支える。
この提案の「2.校訓を見つめ直し、実践する。」をうけての取り組みです。

今後はリーフレット等を作成し、有効な取り組みとなるよう積極的に推進していくということです。

この報告書には、小学校から高校までの5つの学校の取り組みを事例として取り上げられ、成功例が具体的に記されています。

今まで自分や子どもたちの関わった学校の校訓を、意識してみたこともないことにハタと気づきました。同じような方は意外と多いのではないでしょうか。

学校の特色、自慢できることができたら、子どもたちには誇りになりますね。とても良いことではないでしょうか。

「校訓を活かした学校づくりの在り方について」の報告書及びリーフレットの作成について



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投稿者 kksblog : 2009年08月29日 17:42


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