●高校生の海外留学への予算拡充にともない、支援金支給の幅が拡大 (2009年08月28日)
平成21年度補正予算において、高校生の海外留学への支援についての予算が大幅に拡充されることが認められました。このことから、高校生の海外留学への支援金の門戸が拡大されることとなりました。
文部科学省は「全国高校生留学・交流団体連絡協議会」(高留連)と「一般社団法人 海外留学競技会」(JAOS)による「高校生海外留学派遣支援金制度」の実施、およびそのパンフレットが完成したことを発表し、都道府県教育委員会などに通知を出しました。
これまでも高留連に加盟する団体が実施する1年間の「交換留学」プロガラムに参加する高校生のうち、学資補填を必要する家庭のもので、成績優秀であるものを対象に、一人当たり50万円を支給してきました。
今回さらに、JAOSの加盟団体が実施する「交換留学に準じる内容の1年間の留学プログラム」、「高校が主催する海外の姉妹校との交流などの一環としての1年間の留学」に参加する高校生についても支給の選考対象に含まれることになりました。ただし、成績、英語力、保護者の収入などについて高留連と同様の基準を満たしている必要があります。
現行の高留連の基準は、
・学校の成績が10段階で平均7以上であること
・英語力が一定以上である(SLEP40点以上)
・保護者の年間収入が800万円以下
となっています。
SLEPとは耳慣れないですが、海外の中学校、高校への英語を母語としない留学希望者を対象にした英語力を判定する試験のことです。TOEFLを主催しているETSというアメリカの団体が実施しており、TOEFLの高校生版といったところでしょう。
一年間の留学で得られるものは、単に語学力だけではありません。第二の家族となるホストファミリーとの生活、日本とは全く違うカリキュラムの学校、文化も考え方も違う友だちとの交流など、何にも代え難いものでしょう。もちろん辛いこともいろいろあるでしょうが、それを乗り越えることで大きな成長と、自信が得られるはずです。今しかできないことに、この機会にチャレンジしてみてはどうでしょうか。
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投稿者 kksblog : 2009年08月28日 09:18