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教師が思うほど子どもは教科書を理解していない?!教科書への満足度にも差が (2009年08月26日)

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民間教育研究機関である「中央教育研究所」は、小・中・高等学校の教員を対象に「教員の教科書観」に関してのアンケート調査を実施し、その結果をウェブ上で公開しました。

「教科書の内容をどの程度分かっていると思いますか」という質問では、「8割以上」と答えた小学校の教師が61.0%だったのに対し、同じ回答をした児童は18.6%という結果になっています。

一方で、「7~6割程度理解している」と答えた教師は36.3%、児童は34.6%とほぼ同じ数値でしたが、「5~6割程度理解している」と答えた児童は約半数の41.4%にものぼりました。逆に、教師で「5~4割程度」と回答したのは、たったの2.7%となっています。

また、中学校や高校でも同じような傾向があり、64.8%の教師が「7~6割程度理解している」と答えていますが、同じ回答をした生徒は34.5%にとどまる結果となりました。高校でも同様で、教師の52.9%が「7~6割程度理解している」と回答しているのに対して、生徒はたったの23.5%となっています。

全体的な傾向としては、教科書に「満足(とても+やや)」と回答している割合は、子どもたちよりも教師の方が高い傾向が見られています。一方で、中学校、高校の教師は「不満(やや+とても)」の割合も高く、.「プリント」や「副教材」の使用頻度が高くなっています。

今回の調査では、教師が自負して思うほど子どもたちは教科書を理解していないという結果が明らかになりました。これからは、もっと子どもの視点に立って教科書以外の教材もどんどん併用し、わかりやすい授業づくりを目指していきたいものですね。

「教師と児童・生徒の教科書の使い方及び教科書観に関する調査」:中央教育研究所



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投稿者 kksblog : 2009年08月26日 19:20


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