●子ども時代の豊富な体験は、社会人としての自信へつながる (2009年08月26日)
「小・中学生時代の体験が成人後の仕事における態度・能力の自信につながっている傾向がある。」
(株)ベネッセコーポレーションが25~35歳の男女2,500名を対象に「若者の仕事生活実態調査」を実施。若者が歩んだ「過去」に焦点をあててみたところ、このような結果が明らかになりました。
調査は「現在の仕事と生活の様子」と「子ども時代の体験」について質問。注目するべきところは、現在の仕事生活における自己評価や充実感が子どもの頃のどのような環境や体験と関連があるか解明することを試みていること。小・中学校時代における家庭や学校の様子、当時の思い出や出来事などを質問することにより、「自分の考えをわかりやすく説明すること」「自分の適性や能力を把握すること」「自分から率先して行動すること」などの点においては、子どもの頃の体験と関連があることがわかりました。
対象の若者は主に1970年代生まれ。そのうち7割以上が、子どものこと遊び・読書・家庭学習などを体験することがあったと回答していますが、「親と将来のことについて話をすること」があったのは3割台でした。子どもの頃の親の様子は、「手作りの料理を出してくれた」、「誇りをもって仕事をしていた」という回答が高い割合。親からのしつけ面では、「人に迷惑をかけないこと」、「礼儀やマナーをわきまえること」が重視されていたようです。
仕事生活における自己評価が高い人ほど、子ども時代の体験が豊富であるようです。中でも「親と将来のことについて話をしたこと」が目標を設定する力につながり、親・親以外を含め広くコミュニケーションをした体験が成人してからの態度・能力につながっていると考えられます。また、親の充実した生活の様子に影響を受けてきた人は、自己制御の力につながっています。体験以上に親の様子は影響を受け、自己評価が高まっていると考えられます。
現在、無職の人は「いろいろな友だちと仲良くなること」「スポーツをしたり体を動かしたりすること」が苦手、専業主婦の人は、「難しい問題をじっくり考えること」「たくさんアイデアを出すこと」が苦手のようです。
若者の実態の中ではニートやフリーターは社会問題とされています。しかし、現在の社会を改革していくことだけでなく、次世代を担う子どもの教育や生活を見直すことも必要なのかもしれませんね。
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投稿者 kksblog : 2009年08月26日 09:17