●「英語が苦手」の中学生は6割、「外国や英語に興味をもった」は半数以下 (2009年08月12日)
株式会社ベネッセコーポレーションのシンクタンク「Benesse教育研究開発センター」では、2009年1月~2月に、全国の中学2年生2,967名を対象にして、中学生の英語学習の実態と、英語や外国に対する意識に関する調査を実施し、その結果を公表しました。
英語を「苦手」と感じている中学生は61.8%となり、そのうち約1割は「中学校に入学する前」に、6割以上は中学1年生のうちに「苦手」と感じていることがわかっています。また、「英語を使って外国の人と話してみたい」「外国の人と友だちになりたい」は半数程度にとどまりました。
「英語が話せなくても、将来、困ることはない」と感じている中学生は35.0%となった一方、「自分たちが大人になる頃には、今よりも英語を話す必要がある社会になっている」と感じている中学生は71.1%という結果になっています。
また、自分自身が積極的に英語を使うことをイメージしている中学生は少なく、「将来、外国に留学したい」は20.4%、「将来、英語を使う仕事をしたい」は14.6%となりました。
小学校で英語の授業や活動をした経験がある生徒は約9割。そのうちの7割以上が「内容が簡単だった」「楽しかった」と回答していますが、「外国や英語に興味をもった」という中学生は41.8%と半数に満たない結果になっています。
今回のアンケートからは、外国語や異文化に対する興味の低さが伺えました。小学校では7割以上が楽しかったと答えている割に外国や英語に興味を持つ生徒が少ないことからも、もう少し授業全体に改善の余地があるのかもしれません。
第1回 中学校英語に関する基本調査(生徒調査) 速報
第1回 中学校英語に関する基本調査(生徒調査)・速報版 - ベネッセ教育研究開発センター
<第1回 中学校英語に関する基本調査(生徒調査) 速報>
■関連記事
ナガセ、「セサミ・ストリート」に関する英語学習プログラムの独占契約を締結
授業の不安を解消!「英語ノート」対応の電子黒板活用ガイドブックが刊行
« ぴったりに水を入れて!計算パズルゲーム「Liquid Measure」 | トップページへ たっぷり記入面積で勉強に最適なA4サイズノート、ヨコ罫・方眼罫で新登場 »
最新記事一覧
- スポーツ指導者必携! 豊かな心を育み、強い絆をつくる新しい時代のコーチング本(2013年11月23日)
- 「エコプロダクツ 2013」が、東京ビッグサイトにて12月に開催されます(2013年11月22日)
- 関西四大学が入学生を対象に『薬物に関する意識調査』を実施(2013年11月21日)
- グッドデザイン賞受賞の「超変換!!もじバケる特選」、新たに6種類を発売
- メダリストの講演やシンポジウムも 「生涯スポーツ・体力つくり全国会議」(2013年11月20日)
- 秋の「SACLA(サクラ)見学ツアー」最先端研究施設でオイシイ発見をしよう
- キッズ用ブルーライト対策メガネ エレコムより新発売
- クロスリンクマーケティング、子ども向けタブレット端末「Rainbow Pad」、トイザらスで販売(2013年11月18日)
- 教育支援コーディネーター・フォーラム参加者を募集、模擬授業体験や講演も
- 元栄養教諭らが運営する学校給食サイト「おkayu」がオープン
- 大学における教育内容等の改革状況を調査~文部科学省
- 宇宙実験を知る 日本マイクログラビティ応用学会による公開講演・公開展示
- 反転授業の動画とパンフレットを公開 ゼッタリンクス(2013年11月15日)
- 自分らしさを伝え、記入・提出を効率的に~ エントリーシート「OpenES」学生登録開始
- 世界に飛躍できる人材を~進学・留学・キャリアの相談・体験イベントを開催(2013年11月14日)
投稿者 kksblog : 2009年08月12日 19:00