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小中学生で12万人超えの不登校児 少しずつ減少傾向。集計調査結果発表 文部科学省 (2009年08月09日)

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文部科学省は、2008年度の「児童生徒の問題行動等生徒指導上の諸問題に関する調査」として不登校児に関する調査結果をホームページに発表しました。

これによると、小学生の不登校児は2万2652名、中学生の不登校生徒数は10万4153名であり、合計で12万6805名がいます。これは昨年と比べると1.9%減少です。

不登校となっている児童生徒の割合は、小学生で314人に1人、中学生は35人に1人となっています。年齢が高くなるほど不登校となる子どもの数が増えています。きっかけはまちまちです。本人に関わる問題が一番の多く集計されていますが、次いで小学生では親子の問題、中学生では友人関係が多くなっています。

いじめがきっかけとなるのは、案外少なく3%程度とされていますが、きっかけや理由は実際のところ複合的であり、単純なものではないといえるのではないでしょうか。

不登校となっている児童生徒数の都道府県ごとの集計では、神奈川県が一番多く1000人のうち14.5人、次いで長野県の14.2人。反対に不登校児童生徒が少ないのは宮崎県で、8.3人となっています。

不登校となっている児童生徒に対し、学校側は教師が家庭訪問、電話等による連絡などという教師個人が向き合う場合と、学校全体で問題意識を持ち、全体で指導に臨む場合など、臨機応変に対応し、効果が表れていることが集計されています。

デリケートな子どもたちが、デリケートな問題を抱えて不登校となる場合が多いでしょうから、対応される先生方もケースバイケースでの対応が必要となり、大変なご苦労があることでしょう。

少しずつではあるものの、減少傾向にあることに救いを感じます。


・平成20年度「児童生徒の問題行動等生徒指導上の諸問題に関する調査」結果
(小中不登校等)について




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投稿者 kksblog : 2009年08月09日 01:30


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