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H22年度概算要求で電子黒板 6年計画で整備 (2009年08月28日)

初年度は電子黒板5万4000台を小中高に


文部科学省生涯学習政策局は8月28日、平成22年度概算要求を公表しました。それによると、学校等におけるICT環境整備には142億3900万円。そのうち、小中高等学校における電子黒板等を整備する補助事業が121億9900万円(新規)。学校等におけるICT活用事業の推進には、16億5800万円。電子黒板を活用した教育に関する調査には3億8200万円が計上されています。 電子黒板の整備は新規補助事業で、6年計画。補助率は1/2。来年度は全国の小中学校、高等学校、中等教育学校に5万4千台を整備する、としてあります。1台あたりの単価は45万5000円で積算。


◇            ◇

「教員のICT活用指導力養成」 には、1億6500万円(新規)。教員のICT活用指導力養成のために、都道府県・市町村教育委員会の指導主事向けの研修を全国47か所で実施することが盛り込まれています。研修を受けた指導主事は、域内の研修講師として研修会等を展開することが目的です。

「学校教育情報化促進プログラム」 には、12億8600万円(新規)。電子教材の開発や効果的な学校経営のための校務の情報化、新学習指導要領における指導手法の研究等の課題に関して、公募型の調査研究・開発事業を実施。研究テーマ例として、電子教材等の開発、ICTによる効果的な学校経営、若年層高度IT人材育成、ICTを活用した新たな授業モデルの研究、共通教科「情報」の指導手法の開発などがあげられています。5テーマ、5団体を予定。

「ICT活用による学力向上効果などに関する調査研究」 には、5400万円(新規)。ICTの活用による学力向上について客観テスト等を実施し、その効果を実証する、としています。

「教育情報化総合支援モデル事業」 には5200万円。教員のサポート体制や計画的な環境整備など、教育の情報化を計画的かつ組織的に進める地域の取り組みを支援。

「学校における情報モラル等教育の推進事業」 には7000万円。情報モラル専門員を地域に派遣し、指導主事及び教員と連携した情報モラル指導のモデルを確立。実施個所は、指定都市1か所、中核市10か所、10万人都市10か所。情報モラル等教員指導者の養成のために、全国9か所で教員対象の研修を実施。

「教育の情報化推進のための調査研究事業」 には3100万円。学校教育の情報化に関わる諸課題についての有識者検討会や、教育の情報化に関する実態調査を実施する、としています。
 
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投稿者 kksblog : 2009年08月28日 18:40


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