●子どもがゲームで遊ぶのは親の影響~『ゲームに関するアンケート』 (2009年07月20日)
教育出版社の(株)旺文社が、『ゲームに関するアンケート』を実施しました。
調査は、幼児向け教育コンテンツ「まいにちがたからもの」「えいごであそぼプラネット」の会員及び資料請求者のうち、3~6 歳(未就学児)の子どもを持つ保護者を対象に、Webアンケート形式で実施。その結果、子どもの約6割は家庭用ゲーム機か携帯ゲーム機で遊んでおり、その割合は親がゲーム機で遊ぶかどうかで差があることがわかりました。
ゲームをしている6割の子どもたちの中の、8割弱が家庭で遊ぶ時間が1時間未満。これは、回答者の7割が30代であることが関係あるようです。この世代は親と一緒にゲームをした経験はないけれど、10代にゲームを楽しんだ経験を持つことから、ゲームへの抵抗はなくても影響も体験的に知っていることから、子どもと一緒にゲームを楽しみながらも時間は管理するスタイルをとっています。
また、親がゲーム機で遊ぶ場合、その子どもがゲーム機で遊ぶ割合は5割強ですが、親がゲーム機で遊ばない場合、その子どもが遊ぶ割合はわずか3.7%。この時期の子どもにとって、親はお手本。生活も遊びも何でも親の真似をしたり、一緒にやりたい時期ですから、ゲームも例外ではありません。ゲーム遊びも子どもの学びの一つになることを認識し、時間管理や内容をチェックをして、遊びと学びのバランスを整えてあげることが大事であると考えられます。
アンケートは、ゲームに関することとあわせて、有名人のイメージを自由記述式で調査。子どもの幼稚園・保育園の先生になってほしい有名人は、佐藤弘道、つるの剛士など、実際に父親であり、子どものことをよく理解してくれているイメージのある有名人が挙げられ、教育熱心だと思う有名人は、ジャガー横田夫妻、高田万由子など、テレビでも育児に関する話をしている有名人が挙げられました。
どちらも子どもを持つ有名人でありながらも、先生は明るく、優しいイメージの有名人、教育に関しては教育法、受験などに関するトピックがある有名人とかなり異なる結果でした。
働き盛りで忙しいパパは、休日に子どもと一緒にゲームで遊び、コミュニケーションを図る。保育園や幼稚園には健康的で善き教育者を求め、その後の教育は現実を見据えて行なう。調査対象者が幼児教育に関心を持つ親たちであることから、育児は、今のライフスタイルにあわせ、そして教育に関して高い意識を持つということが色濃くあらわれた結果ではないでしょうか。
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投稿者 kksblog : 2009年07月20日 18:00