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携帯電話を障害児学習支援ツールに! ソフトバンクと東京大学研究チームの取り組み (2009年07月19日)

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東京大学先端技術研究センターの研究グループとソフトバンク株式会社は、『あきちゃんの魔法のポケット』と題した、携帯電話を利用した障害児のための学習支援プロジェクトを6月30日より開始しました。
活用事例を紹介することによって、障害を持つ人が少しでも生活の一部が便利につながること、社会参加につながることを目的としています。

香川県・和歌山県・山口県・愛媛県・北海道の5箇所の障害者施設で、この6月から9月末までの期間を使い、事例調査を実施し、今後に生かす考えです。

携帯電話には、電話やメール、インターネットの役割の他にもさまざまな機能があります。時計、メモ帳、計算機、カメラ、音声録音、辞書、タイマー、スケジュール管理などさまざまな機能があります。たった一台の携帯電話でありながら、何でもできる魔法のポケットみたいだという例えからそのものズバリ『魔法のポケット』です。

そして、今ほど携帯電話の機能が充実していない頃から、小型端末などを上手に活用してコミュニケーション手段としていた、音声の発達障害を持つ実在の人物の名前が『あきちゃん』。彼女をお手本にする意味でもプロジェクト名に採用されたそうです。

障害者を支援するツールには、特別なツールも用意されなければなりません。しかし、どこにでもある便利グッズを利用できれば、もっと充実した生活につながるという発想から始まったこのプロジェクトです。

自分の言葉で意思を伝えるのが苦手な人が、自分のやりたいことや気になることをカメラに写して見せることで、意思表示ができた事例や、書字障害のある人が、メモ機能を利用して漢字交じりの文章を書けたと自信を持つことができた事例など、使えそうな事例を具体的に紹介されますので、すぐにも役立ちそうです。

科学を究めた研究を使ってというのも素晴らしいことですが、身近にあるものを上手に使って・・・というこの発想が、とても親近感を覚えます。

障がい児のための学習支援「あきちゃんの魔法のポケットプロジェクト」を開始
~携帯電話を使用した学習支援を通じ、障がい児の社会参加の機会を増やすことを目指して~


●特別支援学級[とくべつしえんがっきゅう]


■関連記事
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投稿者 kksblog : 2009年07月19日 09:41


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