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子どもは「社会の宝」、「教育安心社会」の実現を目指して~文科省 (2009年07月09日)

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文部科学省では、塩谷文部科学大臣主催による『教育安心社会の実現に関する懇談会』を開催しています。これまで4回の議論を重ね、その内容が「教育安心社会の実現に関する懇談会報告~教育費の在り方を考える~」として取りまとめられ、公表されました。

懇談会は、現下の厳しい経済状況を受け、意欲と能力がある誰もが安心して教育を受けることができるよう、更なる施策展開を図るために実施されてきました。取りまとめられた報告書では、「子どもは社会の宝であり、社会の宝である子どもたちの教育は、子どもを持つ家庭や学校、行政だけではなく、社会全体で関わるべきもの」という認識に立ち、教育費負担の軽減の問題にとどまらず、「教育安心社会」の実現に向けて「質の安心」と「負担の安心」の両面について社会全体で取り組むことが必要としています。

「質の安心」とは、地域の教育力の向上、家庭教育への支援、新学習指導要領の着実な実施、教員の資質の向上、教育環境の整備などが挙げられています。核家族化や地域のつながりの希薄化、学力低下、いじめ・不登校などの問題がある中で、社会全体で質の高い教育環境をつくっていく必要があります。

「負担の安心」とは、教育費の家庭負担の軽減方策が挙げられています。教育費の家庭の負担増大、教育への公財政支出が先進国の中で最低レベルという問題の中で、安定財源の確保が必要となります。

懇談会では、教育費負担軽減のためには、幼稚園・保育園の無償化、自治体の財政力に左右されない義務教育の十分な就学援助、低所得層の授業料等の負担軽減などを具体的な施策として、実現を目指していくとしています。

大臣は、教育を受けるための負担の軽減の問題を中心に、スピード感を重視し、予算要求あるいは中央教育審議会における議論などを通じて、可能な施策から速やかに実行できるよう最大努力をすることをコメントとして発表しています。

子どもたちはあっというまに人生前半の教育期間を通過してしまいますから、「教育安心社会」の実現は待ったなしです。次代を担う子どもたちのために社会全体で先行投資していく必要がありますね。


教育安心社会の実現に関する懇談会報告:文部科学省
教育安心社会の実現に関する懇談会報告に関する文部科学大臣コメント


文部科学省
中央教育審議会


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投稿者 kksblog : 2009年07月09日 10:02


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