●いじめの追跡調査結果を元に校内研修で使える手引を公開~国立教育政策研究所 (2009年07月03日)
文部科学省内にある国立教育政策研究所は、平成16~18年の3年間に行ってきたいじめ追跡調査の結果を発表しました。
同調査は首都圏の小中学校19校(小4~中3)が対象になっており、実にそのうちの8割近くがいじめたり、いじめられたりした経験があるという事実が明らかになりました。
一方で、いじめに一度も遭わなかったと答えた中学生は19.7%、小学生は13.1%しかいませんでした。
このような結果を踏まえ、いじめ問題への理解を学校の教職員に促す(うながす)ことを目的に、同研究所は校内研修で活用できる手引を作成し、誰でも使えるようにウェブ上で公開しています。
この研修用の手引きには、いじめ追跡調査の結果はもちろんのこと、研修で使える解説書やいじめに関する知識を養う自己点検シートなどがついています。また、初心者でもわかりやすいように、学校で研修会を開く際のプログラムの組み方や流れなども掲載されています。
いじめは根深い問題ですから、自分の学校/学級だけは大丈夫という意識をまずは捨てることから始めなくてはなりません。そのためにも、この手引きは校内での研修会等で非常に役立つのではないでしょうか。
いじめに関する校内研修-ツール:国立教育政策研究所
いじめ追跡調査2004-2006 いじめQ&A:国立教育政策研究所
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投稿者 kksblog : 2009年07月03日 20:00