●書画カメラ内蔵プロジェクター 文教専用モデル発売 (2009年07月01日)
一昔前までの教室と言えば、緑色の黒板にチョークがあって、前方の窓際には薄っすら埃をかぶった小さなアナログTVが置いてある、というのが一般的なものでした。それが現在、平成21年度の補正予算で文部科学省が学校の情報化(ICT化)に関する事業を推進(スクールニューディール構想)することもあり、これまで見慣れた普通教室の光景も、黒板とチョークによるものから、電子黒板、実物投影機、プロジェクター、大型モニターなどを組み合わせた新しい教室環境へと変貌を遂げようとしています。
そこで、日本アビオニクスは7月下旬、教育現場で多く使われている書画カメラを内蔵した文教専用プロジェクター 「iP-01U」 の販売を開始。PC画面やDVD等の映像が投映できるほか、書画カメラ(315万画素)が本体に内蔵してあるため、印刷物や立体物をプロジェクターのボディの上に置けばそのまま手軽に映し出すことが可能です。
「iP-01U」 は、販売対象を文教市場 (幼稚園、保育園、小学校、中学校、高等学校、専門学校、大学) に限定。文教特有の利用シーンを想定して開発されました。
小学校英語の活動でネイティブ発音を聞くのに便利なスピーカー内蔵はもちろんのこと、黒板モードや投映画面を一時遮断する消画機能、表示中の映像を静止させる静止画機能など授業支援機能も多彩。明るさ2500ルーメン、解像度はリアルXGAと高精細。その他、様々な機能が搭載されました。
1.短焦点レンズ
教育現場で特に要望の多い投映距離の短縮 (画面サイズ60インチ時の投影距離1.2m) を実現する短焦点レンズを搭載。
2.USBメモリ
前もってUSBメモリーに保存した発表資料などもPCを使わずに直接再生、投影することも可能になりました(USBホスト機能)。PC操作を得意としない先生でも手軽な投映が可能です。また、書画カメラで投映した資料もUSBメモリに保存・再生できるうえ、保存した画像データは繰り返し再生したりPCで取り込んだりできるため、前回の授業の振り返りや授業記録の作成などに役立てられます。
3.前面排気
教室での利用では、教卓そばに置くことが多いことから、これまでに多くあった後面へ排気する設計では周囲の子ども達がプロジェクターの暖かい排気を受けるかたちになっていました。そこで、同機では冷却ファンの排気孔をプロジェクタの前面に配置、周囲の児童・生徒に排気が当たる心配もなくなりました。
先生方の多忙化にともない、セッティングの手間や時間を惜しむ声が数多く聞かれます。プロジェクターと実物投影機 (書画カメラ) の準備もそうした課題の1つですが、同機は、その両方の機能を1つの筐体で実現するのが一番の魅力と言えるでしょう。価格はプロジェクターと実物投影機(書画カメラ)が内蔵して、32万8000円(税別)となっています。
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投稿者 kksblog : 2009年07月01日 19:16