●H21年度補正予算追加募集 迅速かつ柔軟な発注が課題(2) (2009年07月08日)
<プレイバックNews: 教育マルチメディア新聞7月4日号(2)>
H21年度 補正予算追加募集 文科省
ICT環境整備・エコ改修・理科教材整備 追加申請を
「学校ICT環境整備事業」については、清水潔氏(生涯学習政策局長)が説明を行った。
同事業は、全てのテレビのデジタル化、校務用PC教員に1人1台、教育用PC児童生徒用3・6人に1台、 校内LAN整備率100%を平成21年度補正予算で達成するというもので、事業費総額は4081億円。
なお、臨時交付金で補助裏負担分を措置できない場合は、地方債(補正予算債)の活用が可能。補正予算債は、 元利償金5割を交付税措置の予定だ。
◇ ◇
「理科教材設備整備費」については金森越哉氏(初等中等教育局長)が説明。事業費総額は400億円、史上最大規模の補正予算だ。 通常の15年分の予算に相当する。臨時交付金1兆円のうち、200億円が理科教材設備整備費として計算されている。 通常設定されていた下限を撤廃し、少額設備についても補正対象となる。
事業費の95%(実質的な地方負担は平均2・5%)を国が負担する「太陽光発電」は、国が最も注力している政策だ。 太陽光発電の実現により、CO2を削減、環境教育や省エネ教育に結びつけ、被災時の非常用電源としても活用できるとする。
太陽光発電としては、早期に現在の10倍となる1万2千校へ設置、2050年には20倍を目指す。 平成17年から実施しているモデル事業「学校エコ改修と環境教育事業」20校でのCO2削減は平均25%。多い学校で45%が削減された。 エコ改修と太陽光発電は、環境教育の大きなきっかけになったという報告が上がっている。
有村治子氏(参議院議員・学校太陽光発電推進プロジェクト座長)は、「100年に一度とも言われる激動の時代の公共投資は、 今後の日本を明るくたくましくするものであるべき。歴史の評価に耐えうる公共投資を。エネルギー自給率4%の日本にとって、 太陽光発電は重要なエネルギー。使えば使うほど蓄電する安定的なエネルギー源を子どもたちの世代に伝えたい。失敗は許されない」と述べる。
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投稿者 kksblog : 2009年07月08日 19:05
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