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少子化は“みんなの問題”! 少子化対策プロジェクトチームの10の提言 (2009年07月02日)

0kara_090702.jpg小渕少子化対策担当大臣と共に、既存の枠にとらわれず「ゼロ」から少子化対策を考えていくチーム「ゼロから考える少子化対策プロジェクトチーム」が、6月23日にチームとしての提言がとりまとめられました。

“みんなの”少子化対策〜子どもへの投資が未来を支える 子育てセーフティーネットの強化を!〜と題されたこの提言では、結婚・出産・子育てに関わる世代の人たちだけでなく、国民すべてが取り組むべき問題であることを訴えています。

問題提起として、時代の変化と共に、結婚・出産・子育てについての環境が変わっていることが挙げられています。「家庭」「地域」「職域」の果たしてきた結婚(縁結び)昨日や子育て支援機能が低下していること、社会全体の仕組みとして、「子育てセーフティネット」強化し、再構築する必要があると訴えています。

現代の日本には解消すべき3つの「ない」があると言います。子育て当事者だけが苦しんでいて、他の世代は「関心(合意)がない」、従来の少子化対策は対症療法だけで「広がりがない」、家族関係施策への予算が不十分で「財源が足りない」というのです。

これからの少子化対策として、以下のような「10の提言」が出されています。
1.少子化対策の第一歩は“恋愛・結婚”から
2.若者が安心して家族を持てるようにする
3.妊娠や家族形成に関する認識を深める
4.厳しい経済情勢の今だからこそ働き方を変える
5.幼児教育と保育の総合的な検討を
6.子どもの貧困と格差の連鎖を防止する
7.家計の過重な教育費負担の軽減を
8.社会全体で子育てを支える
9.子どもが病気になったときにも安心を
10,消費税1%分を〈子どもたち〉のために

この提言や“みんなの少子化対策”のためのメッセージを読んでいると、これまでの少子化対策が場当たり的な物に感じられます。机上のデータから判断して、キャンペーンを行ったり助成金を交付したり、悪くはないけれど、どこか的外れな印象があります。若者から子育て世代の「ニーズ」を吸い上げて、全ての世代が「未来に希望が持てる」と思える社会に繋げていってほしいですね。

ゼロから考える少子化対策プロジェクトチーム

ワーク・ライフ・バランス[わーく・らいふ・ばらんす]

「ゼロから考える少子化対策プロジェクトチーム」第1回会合議事次第
少子化対策に関しての特別世論調査について〜内閣府



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投稿者 kksblog : 2009年07月02日 09:56


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