●大学生の、食に関する実態や意識についての、インターネット調査 (2009年06月16日)
この調査は、内閣食育推進室が行ったものです。
近年、世代に関わらず、栄養の偏りや食習慣の乱れが目立つようになり、とりわけ朝食の欠食は若い世代を中心に問題となっています。そこで、内閣府で、平成21年2月から3月にかけ、全国の4年制大学の大学生を対象とした食に関する実態や意識についてのインターネット調査を行ったというわけです。
まず、「食育への関心度」は、全世代の平均より多少低い傾向にあるものの、食育に関心を持っている人ほど、「朝食をとる」、「栄養バランスを意識している」、「料理をしている」、「身体面で健康である」、「大学の学園祭でイベントとして大食いや早食いが行われることについて否定的である」といった傾向にありました。
「朝食欠食の状況」に関しては、上級学年ほど、また男性ほど、また下宿生ほど問題があり、朝食欠食の理由として、「もっと寝ていたい」、「身支度などで忙しい」などがあげられています。また、栄養バランスへの意識の程度や夕食時間と朝食欠食の状況とに関係が見られ、朝食を食べないほど健康ではないと思う傾向がありました。
「料理の実践」については、下宿生ほど、また、栄養バランスへの意識が高いほど、料理をしている傾向にありますが、男女間での大きな違いはありません。なお、性別に関わらず、伴侶となるべき人に対して、「料理ができなくても仕方がない」と考えているのは、少数派でした。
「現在の食生活」に対し、満足している割合が多いものの、全世代の平均より多少低い傾向にあります。また、日頃の食生活で悩みを感じるのは、女性の方が多く、内容としては「自分の健康」や「自分の食生活上の問題」などがあげられています。さらに、今後の食生活では、「栄養バランスの取れた食事の実践」や「規則正しい食生活リズムの実践」に力を入れたいと思う割合が多くなっています。
男女問わず、若い時から食についての意識が高いと、やがて家庭を持つようになってからも安心した食生活が送れ、健康にも気をつけられそうですね。
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投稿者 kksblog : 2009年06月16日 01:33