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太宰治生誕百周年、『走れメロス』は9割以上の人が読んでいる (2009年06月23日)

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今年は、昭和を代表する小説家である“太宰治”の生誕100周年にあたります。それにちなみ、モバイルリサーチを展開するネットエイジア(株)は、「太宰治について」のアンケートを実施しました。

まずは「太宰治」の認知度ですが、「知っていて読んだことがある」61.8%と「知っているが読んだことはない」34.9%と合わせると、96.7%の回答者が「太宰治」を知っています。若年層は、教科書で教材として取り上げられていることから、「読んだことがある」と回答した割合は他の層より高い結果になりました。

読んだことのある「太宰治」の作品は、92.1%の回答者が「走れメロス」。次いで「人間失格」65.5%、、「斜陽」26.9%、「お伽草子」12.6%、「パンドラの匣」9.1%と続きます。「走れメロス」はおそらく教材として取り上げられているからでしょう。「人間失格」は40代、50代と年齢の高い層で読んだことのある割合が高くなっています。

「太宰治」という人物が好きかという質問では、「好き」と「まあまあ好き」合わせて、10代女性の53.8%、10代男性の44.8%が「好き」と回答し、若年層ファンが目立っています。また、「太宰治」のイメージは、「堅い・気難しい」、「暗い・陰鬱」、「内気・神経質」などが挙げられています。

生誕100周年にあたり、いくつかの作品が映画化されてています。もっとも「観たい」作品は、「人間失格(主演:生田斗真)」。そして「ヴィヨンの妻~桜桃とタンポポ~(主演:浅野忠信・松たか子)」、「斜陽(主演:佐藤江梨子)」、「パンドラの匣(主演:川上未映子・仲里依紗)」の回答が続きますが、若い女性には特に「人間失格」の割合が高くなっています。

入水自殺した太宰治の遺体が発見された6月19日は、作品「桜桃」にちなみ「桜桃忌」として知られ、毎年たくさんの愛好家が太宰治の墓がある東京都三鷹市の禅林寺を訪れるそうです。生誕100周年のこの機会に、1冊太宰小説を手にしてみてはいかがでしょうか。


「太宰治」に関する調査(太宰治生誕100周年記念調査)|ネットエイジア


青空文庫


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投稿者 kksblog : 2009年06月23日 18:17


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