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正しい太陽観察のやり方を学んで、7月22日はみんなで日食を見よう! (2009年06月02日)

nisshoku_090602.jpg今年の7月22日、日本を含むアジア・太平洋地域で日食が観察できます。屋久島から奄美大島北部など鹿児島県の島しょ部の一部、東京都の硫黄島などでは皆既日食、その他日本全国で部分日食が見られます。部分日食でも欠ける部分が大きく、さらに21世紀に起こる皆既日食としては最も長いのだそうです。

太陽が欠けてゆく、神秘的な現象を観察するまたとないチャンスです。しかし多くの人がご存じのとおり、太陽を直接目で見るのはとても危険です。世界天文年2009のサイトでは「日食観察ガイド」として、日食を観察するときの注意点などをまとめています。

日食の観察の仕方として、次の3つが紹介されています。
▽専用フィルターごしに太陽を見る
▽地面などに映る太陽を見る
▽望遠鏡で観察する

サングラスや色の付いた下敷きなどを通して、まぶしさを軽減すれば大丈夫、というのは間違い。赤外線によって目に障害を及ぼす可能性があるのです。太陽の観察には、専用フィルターがつけられたメガネ型やカード型の専用器具を使いましょう。これらについても、使用上の注意をよく読んで、正しい使い方をすることが大切です。

太陽を見ないで、ピンホールを通して地面や箱などに太陽の光を映して観察する方法もあります。筒状のお菓子の箱などで観察キットを作ったり、大きなダンボールなどで観察箱を作るなど、安全に観察ができる方法が紹介されています。木の陰では、枝葉がピンホールの役割をして、木漏れ日で日食の観察をすることもできるそうです。

こういった観察方法の他にも、インターネット中継やテレビ放送、科学館や教育機関などで開催される観察会などのイベントに参加する、といったことが紹介されています。

また、日本眼科医会では、日食を観察する際に直接太陽を見つめないよう、注意を呼びかける啓発ポスターを作成しました。PDFファイルでダウンロードできます。日食が観察できることと、太陽を直接見てはいけないことを同時に知ることができますね。

7月22日は、全国の多くの学校で夏休みが始まっていますが、学校やPTAなどで「日食観察会」を開催してはどうでしょうか。親子で学校の校庭などに集まって、フィルターやピンホールなど、さまざまな方法での観測を試してみると面白そうですね。

平成20年度「親子サイエンス教室」のテキスト掲載〜福島県教育センター
2009年は「世界天文年」、全国各地でたくさんの天文イベントを開催

日食観察の注意啓発ポスター/日本眼科医会
世界天文年2009 日食観察ガイド



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投稿者 kksblog : 2009年06月02日 07:41


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