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子どものメディア接触の影響は?~子どもとメディアに関する意識調査 (2009年05月19日)

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社団法人 日本PTA全国協議会は、『子どもとメディアに関する意識調査』を実施し、調査結果を公表しています。

本調査は平成14年度から継続して実施しており、小学5年生、中学2年生およびその保護者を対象に、テレビ、ゲーム、マンガ、携帯電話、パソコンなどの利用状況や内容についてのアンケート調査を実施。保護者にはさらにメディア全般についての意見や感想を聞いています。

子どものテレビの視聴状況は、「家族と一緒に見ている」が小学5年生54.9%、中学2年生が46.7%で、「一人で」が小学5年生10.5%、中学2年生が19.4%。見る理由はともに「内容がおもしろいから」が最も高いポイントです。保護者として期待するテレビの役割は、「内容が役に立つこと」、「知識が豊富になり学習の助けになること」などですが、子どもにとってテレビは娯楽であるほうが強いようです。なお、保護者が見せたくない番組のトップは5年連続で「ロンドンハーツ」です。

ゲームの所有状況は、「家庭用ゲーム機器」が小学5年生41.3%、中学2年生40.0%、「ポータブルゲーム機」が小学5年生37.0%、中学2年生25.3%と小学生のほうが高い割合です。ゲームをすることについてはたいていの家庭は「ルールがある」ようですが、ゲーム内容(年齢にあっているか)については「ルールがない」家庭が多い傾向です。

子どもの好きなマンガは、小学5年生「コロコロコミック」、中学2年生「少年ジャンプ」が最も高いポイント。なお、書店やコンビニエンスストアでは、子どもに読ませたくないマンガや雑誌が入手できることから、日本PTAとしては、出版業界に、有害図書等の販売自主規制や積極的な対象年齢の表示を要望したり、コンビニエンスストアや書店に対して、一般図書と有害図書を区別陳列する運動を推進することが求められます。

携帯電話・PHSの所有状況は、小学5年生20.4%、中学2年生42.4%。1日のメールの送受信は、小学5年生はあっても「1~5通」と利用は少ないですが、中学2年生は「51通以上」が16.0%と最も高いポイントで、通話は「ほとんど使わない」傾向です。利用について家庭内でのルールがあっても、実際のやりとりについて、保護者に話しているかということについて、子どもと保護者では認識に大きな差がある結果に。日本PTAとしては、有害サイトへのアクセス制限するフィルタリングサービスなどの普及を図ることが求められます。

パソコンは、「親と共有」が最も多く、利用内容は小学5年生は「ゲームをする」、中学2年生は「ホームページを見たり調べたりする」が最も高いポイント。子どもがインターネット接続の際には、保護者はパスワードや個人情報を教えないことを特に注意させているようです。

情報モラル教育は重視されるようになってきましたが、メディアが氾濫する社会環境はどんどん変化しています。常に実態を把握した上で見合った教育が家庭、学校、社会全体に求められますね。


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子どもとメディアに関する意識調査/日本PTA全国協議会



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投稿者 kksblog : 2009年05月19日 03:45


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