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戦前の子ども向け雑誌ってどんなもの?絵雑誌「コドモノクニ」の画像を公開 (2009年05月13日)

kodomonokuni090513.jpg
国際子ども図書館は、5月5日(火)こどもの日に「絵本ギャラリー」に新しく「『コドモノクニ』掲載作品検索」を追加しました。

「コドモノクニ」とは多色刷りの絵が中心の、戦前を代表する子ども向け絵雑誌のことです。

大正11(1922)年1月に創刊された「コドモノクニ」は、童謡顧問に北原白秋と野口雨情、作曲顧問に中山晋平、絵画主任に岡本帰一と当時それぞれの分野で一流のメンバーを結集させ、芸術性に重きをおいた内容で、絵雑誌の黄金時代を築きました。昭和19(1944)年に廃刊するまで23巻287冊が刊行されたそうです。

また、「絵雑誌」とは、どのページにも絵を掲載した多色刷りの児童雑誌のことを指します。日本では、幼児教育に目を向けられた明治30年代後半から次々に刊行されてきました。

今回の作品検索では、その「コドモノクニ」の中から著作権保護期間満了が判明した約1,600点の画像が自由に閲覧できるようになっています。

その他にも、平成12年5月から提供を開始している「絵本ギャラリー」では、「子どもの本 イメージの伝承」「江戸絵本とジャポニズム」「絵本は舞台」「ユーゲントシュティルと絵本画家たち」「コドモノクニ」「モダニズムの絵本 日常の中の芸術」「アメリカの絵本 黄金期への幕開け」の7つのコンテンツが楽しめるようになっています。

古き良き時代の懐かしい絵本がこうして気軽に見られるというのは大人にとっても嬉しいものですね。家族団欒の時間などに活用して、子どもたちに日本の昔話を聞かせてあげてはいかがでしょうか。

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投稿者 kksblog : 2009年05月13日 20:07


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